■最高速度20km/h、航続距離10kmで約6万円という破壊力
実際に試乗した64号車の大津弘樹選手によれば「楽しいですよこれ!!」とのこと。先輩の伊沢拓也選手も何度か乗ったそうで、運動神経抜群のドライバーたちの手にかかればTranscooterはゴーカートのような動きも見せるという。
スペックとしては最高速度20km/h。Android端末とのリンクが可能で累計走行距離などの管理はもちろんのこと、フロントライトのON/OFFの切り替えもスマートフォンからできる。もちろん本体に付属のメーターでも充分な機能が持たされている。
本体重量9.6kgと軽量で持ち運びはキャリーケースのように格納されて持ち運べる。このあたりもさすがホンダアクセスクオリティでしっかりとした剛性感。さすがだぜ。
もうここまで完成度が高い(というか中国で市販している)のなら、デビューしたてのフィットModulo Xに搭載間違いなし、と息巻く担当だったが実はそうは問屋が卸さない。
やはり立ちはだかるのは法規の問題だろう。自動車メーカー直系だからこそ日本に合わせた安全性の担保や原付登録になるなど、その費用や手間もかなりのものになるのは想像に易い。
このTranscooter、中国の現地ディーラーでは約6万1000円で販売中だが、いつの日かホンダカーズで買える日が来ることを(法規制の整備と共に)待ちたい。
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