日本でも大ヒットしたアウディQ3が第3世代へとフルモデルチェンジした。新型はニラミの効いたフロントマスクと最新デジタル装備がポイント。こりゃまた日本でも人気のジャーマンSUVとなりそうだぜ!!
文:ベストカーWeb編集部/写真:Audi
【画像ギャラリー】スポーツバックも楽しみな新型Q3のお姿をタップリと!!(69枚)画像ギャラリー堂々とした佇まいと刷新されたリアデザイン
2025年6月16日、新型Q3は、フルモデルチェンジにふさわしい進化を遂げた。サイドの張り出したフェンダーや水平基調のショルダーラインは、初代クワトロを彷彿とさせる力強いスタンスを形成。リアビューでは、新たにデジタルOLEDテールランプや発光式アウディリング、フルワイドのLEDストリップを採用し、夜間でも“ひと目でQ3”と分かる個性を放っている。
現時点で新型の正確なボディサイズは明らかにされていないが、インテリアの構成や荷室容量(488L/リアシート格納時に1386L)などから判断するに、2代目Q3とほぼ同等のサイズ感と推察される。なお人気のスポーツバックモデルについては、別途発表となるようだ。
多彩なパワートレインを用意、特に注目はPHEV
本国ドイツで発表されたパワートレインは計4つ。もっともベーシックなのは1.5Lガソリンターボ(150ps)で、マイルドハイブリッド化され気筒休止(シリンダー・オン・デマンド)機能を備える。ロングツアラー向けには2.0Lディーゼル(150ps/360Nm)も選択可能だ。
もっともパワフルな仕様は2.0Lターボ×4WDの「Q3 TFSI quattro」で、最高出力265ps、最大トルク400Nmを発揮。そしてハイライトはPHEV(Q3 SUV e-hybrid 200kW)モデル。19.7kWhのバッテリーで航続距離119km(WLTP)を実現し、急速充電は50kWまで対応。都市部ではEV走行、長距離では内燃機との併用と、万能性が光る。
室内は「フルサイズ級」へ進化、使い勝手も〇
インテリアには12.8インチのMMIタッチディスプレイと11.9インチのデジタルメーターを採用した“デジタルステージ”を新搭載。コンパクトセグメントながらフルサイズ車並みの情報表示を誇り、ヘッドアップディスプレイや新設計のステアリング操作系、SONOSの420Wサウンドシステムなど、装備は上級そのものだ。
センターコンソールは新設計でスペース効率も高く、荷室容量は最大1,386L。さらに2.1tの牽引力も備え、実用面も抜かりない。リアシートのスライドやリクライニング機能も継承されている。
日本導入ではガソリンモデルが500万円を切る?
参考までにドイツ本国の価格例をあげると、1.5L TFSIモデルが4万4600ユーロ(約700万円)で、PHEVモデルが4万9300ユーロ(約770万円)からとのこと。発売は2025年10月、欧州での注文受付は今夏より開始される。
ドイツでの価格とエンジンラインナップがそのまま日本に適用されることは、新型A5の例をみてもなさそう。2代目Q3は500万円前後で発売されたから、おそらくマイルドハイブリッドを省略した1.5Lガソリンターボが、同様の価格帯に投入されるものと思われる。日本発売は年を越すと予想するが、発売されれば、これまた人気のジャーマンSUVとなるだろう。
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