【日産180SX、サイノス‥‥】今は亡き青春の個性派2ドアクーペたち

いま「愛車は2ドアクーペ」というと、どうしても「かなり濃いクルマ好き」というイメージになってしまう。しかし1990年代の前半まで、たとえば「デートに使うクルマ」と言えばスタイリッシュな2ドアのスポーツクーペが主役だった。後席に人を乗せることはほとんどない、前席の2人のためのカップルズカーが定番だったのだ。

いわゆる「デートのためのクルマ」だけではない。安価なものから高価なものまで、当時はコンパクトクラスからスポーツクーペがあり、バリエーションも豊富だった。バブルの絶頂期に開発され、90年代に送り出されたスポーツクーペは、庶民派のエントリーモデルであっても高性能で、ラグジュアリー。メカニズムに対するこだわりも強かった。

バリエーションが豊かだったため、いわゆる「定番のモデル」以外にも強烈なキャラクターを持つモデルも多かったが、しかし、90年代の半ばに短期間のうちにデートカーの定義が変わってしまう。いわゆる「ミニバンブーム」が台頭するとスポーツクーペ市場は一気に冷え込み、しぼんでしまうのである。

日本車が元気をなくした今こそ、もう一度スポーツクーペの雄姿を見てみたいと思うのだが……。

それでも日産シルビアやトヨタセリカのような名門車は、いまもたびたび人々の話題にのぼり、復活を期待されたりもする。しかし多くの「個性派クーペ」たちは、そうした話題にのぼることもめったになくなってしまった。

そんな思いを胸に、今はもう触れられることも少なくなってしまった「個性派2ドアクーペ」をピックアップして紹介したい。

文:片岡英明


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