パワフルな走りが楽しい「スズキアルトワークス」
1987年に誕生した初代アルトワークスは、3気筒4バルブDOHCインタークーラーターボを積んだホットモデル。
排気量550ccながらも、軽として異例の64psものハイパワーエンジンを搭載し、専用チューニングが施されたサスペンションや、当時、クラス初の13インチ65タイヤ、大型フォグランプ、フルエアロチューン、スポーティな雰囲気にあふれたインテリアパーツなど、クルマ好きをくすぐるカッコよさが満載だった。
2000年のマイチェンによって、一旦ワークスは消滅したが、2015年、現行アルトワークスが登場し復活を果たした。
たった64ps程度ではあるが、現行アルトワークスの車重は、わずか670kg(2WD-5速MTモデル)。コーナリングはめちゃめちゃ速く、超コントローラブル。大パワーで稼ぐパワーウエイトレシオよりも、軽量化で稼いだパワーウエイトレシオの方が、運動性能的には遥かにメリットがある。クルマは「軽さが命」ということが、よく分かるモデルだ。
最初はガチガチの足回りに驚かされるだろうが、排気サウンドの荒々しさや、レカロシートなども手伝い、いやでも「やる気」が湧いてくる、そんなモデルでもある。
圧倒的な低価格も、アルトワークスの魅力。FFの2WDモデルで153万7800円、4WDであっても164万7800円(5速MT)と、度肝を抜かれる安さだ。
ラフロードほど楽しい「スズキジムニー」
本格的なオフロード性能を求めるユーザーから絶大な支持を集める、ジムニー。いまや日本のみならず、ジムニーシエラを「SUZUKI JIMNY」の名で販売している欧州でも人気が沸騰しており、コンパクトなボディサイズと特有のキャラクターで、高く評価されている。
荒れ地や山、泥地、悪路など、ハードな使い方にも耐えられるラダーフレーム構造と、頑丈な前後リジットアクスルによる耐久性の高さによって、同社のハスラーのような「なんちゃってSUV」では、到底走破することができない、土煙の立つオフロードや、雨でドロドロになった悪路、ゴツゴツした岩が転がる岩場などを走ってみたくなる、そんな走りが楽しいモデルだ。
また、好みに合わせたカスタマイズが豊富なのも魅力。多くの純正パーツやアフターパーツが用意されており、ローダウンでも上げ系でも、自分好みの一台に仕上げることができる。下取り価格が下落しにくい、というメリットも魅力の一台だ。
みんなでドライブが楽しい「ダイハツタフト」
「日常生活からレジャーまでアクティブに使える新感覚の軽クロスオーバーSUV」をコンセプトとした、オフロード風デザインの軽SUVである、タフト。極端に角ばったボディの造形、大きく張り出したフェンダー、垂直に立ち上がったフロントウィンドウ、サイドウインドウの天地高の狭さなど、ボディの大きさは全然違うが、「コンパクトHUMMER」といった様相だ。
ディーラーオプションの「メッキパック」を装着すれば、ギラギラで厳つめのフロントグリルにもなる。
タフトの最大の魅力が、開放感あふれる「スカイフィールトップ」だ。見慣れた道でも新鮮な景色にしてくれる、スカイルーフトップがあれば、家族や友人とのドライブが一層楽しくなること間違いない。同乗者にとっては、機敏なハンドリングよりもパワフルなエンジンよりも、このタフトのスカイルーフトップこそが、「走って楽しい」のアイテムかも知れない。
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