キックスは一度乗ったらクセになる電気自動車のような走りが魅力
電気自動車に乗ってみたいけど充電インフラが整っていなくて……とお嘆きの人にぴったりなのが、ガソリンエンジンで発電機を回して電気を作り、大出力モーターで100%駆動する日産の電動パワートレイン“e-POWER”。
力強い加速や高い静粛性はもとより、アクセルペダルの踏み戻しだけで加速から減速が行えるワンペダル感覚のドライビングを実現したe-POWERを搭載するコンパクトSUVモデルとして、今人気を集めているのがキックスだ。
高速での追い越しや合流、ワインディングなど幅広いシーンでパワフルな走りを実現するべく、旧型ノートに搭載された第1世代のe-POWERから最大出力を約20%向上させつつ中・高速域の力強さが高められたキックス。発電用として機能するエンジンも作動タイミングの制御を最適化することでそのの作動頻度を減らし、高い静粛性を実現したことも特筆すべきポイントだ。
また、SUVを名乗るモデルだけに室内空間も広々。後席はニールームが600mm、ヘッドルームも85mmを確保して大人でも十分くつろげる広さを実現。ラゲッジルームもMサイズのスーツケースを4個積載できる423リッターの容量が確保されている。
走り重視のストイックな人はモータースポーツベース車が好都合!?
国産のモータースポーツベース車の代表格と言えばGRヤリスだが、忘れてはいけないのがマツダのMAZDA2 15MBとロードスターNR-A。
グラスルーツの参加型レースをサポートしているマツダが“自宅から自走でサーキットへ行き、セッティング不要でそのまま走行会や競技に参加できる”ことをコンセプトに販売するモータースポーツベース車がMAZDA2 15MBとロードスターNR-Aとなる。
Motorsport Baseというネーミングが与えられたMAZDA2 15MBは、MAZDA2の他のグレードと同型式ながら最高出力を6ps、最大トルクを0.7kgmアップした無鉛プレミアムガソリン仕様のエンジンを搭載。6MTのみの設定となるトランスミッションもギヤ比の最適化でストレスのない走りを実現している。
いっぽうのロードスターNR-Aもナンバー付レースを楽しむために冷却性や耐久性を強化するとともにビルシュタイン製車高調整式ダンパー、フロントサスタワーバー、大径ブレーキローターなどを標準装備。
両車ともにモータースポーツベース車であるがゆえに快適装備は簡素だが、車両本体価格は比較的抑えめな設定なだけに走りを重視したい人にはむしろ好都合だったりして。
国民的軽商用車のハイゼットはカーゴもいいけどトラックもね!
昨年12月にフルモデルチェンジを行ったハイゼット カーゴとマイナーチェンジを行ったハイゼット トラック。発売1カ月後の累計受注台数はカーゴが月間販売目標の約2.3倍となる約1万3000台、トラックに至っては約3.5倍の約2万1000台を記録して絶好調!
その要因は商用車初のDNGA(Daihatsu New Global Architecture)を展開してプラットフォームを一新したことや、軽商用車として初採用となるFR用CVTが燃費・静粛性・発進性といったクルマの基本性能向上に貢献していることが奏功していると言えるだろう。
加えて、ダイハツ最新の予防安全機能であるスマートアシストの採用で安全・安心もしっかり確保。カーゴに関しては、より多くの荷物を効率的に積めるように車体形状のスクエア化でクラス最大の積載スペースを実現しただけでなく、荷物を傷つけることなく効率的に使用できる側面&床面がフラット化された荷室など使い勝手の良さもピカイチ。
トラックは用途が限定される場面も多いが、カーゴは日常生活の足としてはもちろん、レジャーでの使用にも十分対応する高い汎用性が魅力なだけに意外や意外、一度乗ったら手放せないかも!?
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