自分の好みから外れたクルマは眼中にナシ。これって当たり前のことなんだけど、だからといって好みから外れたクルマに魅力がないかといえば答えはノー! また、クルマを購入する際は予算だったり、家族構成だったり、住環境だったり、使用目的などさまざまな理由で選択肢から外さざるを得ないケースも多々ある。要するに食わず嫌いではなく、そもそも食べるまでに至っていないのだ。だったら、一度食べてみてはいかが? 人の好みは十人十色だろうが、ここでは一度きりの人生でぜひともチャレンジしてほしい6モデルを紹介したい。
文/FK、写真/シボレー ジャパン、ダイハツ、トヨタ、日産、マツダ
【画像ギャラリー】手に入れれば大満足間違いなしの激良車の魅力を探究!(21枚)画像ギャラリー男子たるもの一度は乗りたいアメリカンマッスルカー
男子たるもの一度は憧れたであろう筋骨隆々のボディラインをもつアメ車。その黄金期と言われる1960~1970年代に登場したマッスルカーのようなデザインは“今は昔”ながら、現代のアメ車も独特の魅力に溢れている。
そんなアメリカンスポーツカーの代表格といえば1954年の初代モデル登場以来、いつの時代も革新と極限の頂点を体現してきたコルベットではないだろうか?
現行モデルの8代目C8型は令和初開催のTOKYO AUTO SALON 2020で国内初公開。シリーズ初のミドシップレイアウトによって新次元のパフォーマンスと操作性&快適性を高いレベルで両立した歴史的な一台となったC8型だが、エンジンは伝統のV型8気筒OHVを採用。
502psの最高出力と65.0kgmの最大トルクを発生するコルベット史上最高スペックを誇る排気量6156ccのエンジンは、パドルシフト付き8速デュアルクラッチトランスミッションとの組み合わせで2.9秒という0-60マイル加速や312km/hの最高速度を達成。
車両本体価格は1300万~1650万円なだけにおいそれと手が出せない高嶺の花だが、だからこそ一度はチャレンジしたいクルマと言えるのではないだろうか。
あえての先代フェアレディZで2シータースポーツを満喫する
この夏、いよいよ発売が開始される新型の7代目に注目が集まるフェアレディZ。しかし、2008年12月にデビューした6代目のZ34型もまだまだ現役として通用する高いパフォーマンスを有する。
ヘッドランプからアーチを描きながら駆け抜けるダイナミックなキャラクターラインや迫力を付与する大きく張り出したリアフェンダーなど歴代Zの伝統を受け継ぐエクステリアもさることながら、Zの魅力はやはり走りにある。
バルブ作動角・リフト量連動可変システムを採用したVQ37VHRエンジンは336psの最高出力と37.2kgmの最大トルクを発生。また、シフトダウン時にエンジン回転数を一瞬高めてギヤと同期させる世界初のシンクロレブコントロール付き6MTを採用。これを活用すれば、例えば減速時のシフトダウン時にヒール&トゥのような複雑な操作が不要になり、誰でもプロドライバーの気分に浸れるメカ好きにとっては興味深い機能だ。
ちなみに、中古車市場における6代目の平均価格は220万円前後と高値安定の傾向にあるが、新型の車両本体価格が524万1500~646万2500円であることを考えれば、“あえての6代目”はアリな選択なのかも!?
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