「佐野らーめん」に「耳うどん」など充実の定番グルメ
佐野SA(下り)の大きな魅力のひとつは、有名なご当地グルメが数多くあること。そのひとつが「佐野らーめん」です。佐野は、昭和初期、市内に最高160軒ものラーメン店があったというほど、ラーメンが人気の街。今も、地元で結成された「佐野らーめん会」には、60以上のお店が登録されています。そのラーメンの特徴は、コシの強いちぢれ麺に、透き通った醤油ベースのスープの組み合わせです。
そんなラーメン激戦の街で鍛えられているから、佐野SA(下り)で提供される「佐野らーめん」(800円)も鉄板の美味しさ。魚介と鶏、豚をミックスしたスープは、コクがたっぷりあるのに、後味すっきり。もちもちの麺との相性もばっちりです。ちょっと贅沢したいという方には、3枚のチャーシューにワンタン、煮卵がプラスされた「特製佐野らーめん」(1250円)がおすすめです。
もうひとつの佐野のご当地グルメが「耳うどん」(950円)。小麦粉を練った具を「耳」にみたてた佐野の郷土料理です。「鬼の耳を食べると厄除けになり、無病息災で過ごせる」と言われていたとか。麺ではなく、団子のようにするわけですから、言ってみれば「すいとん」の派生のような料理です。野菜もたっぷり入っていて、消化も良さそうですから、「無病息災」もあながち嘘ではないのでは。優しい、ほっとする味です。
また、夏季限定の「大根そば」(1000円)も佐野の郷土料理のひとつ。細切りした大根をそばと一緒にいただきます。シャキシャキした触感と、すっきりとした味わいは、夏にぴったり。暑さで食欲減退した方にもおすすめです。
そして最後のご当地グルメが「いもフライ」。蒸したジャガイモを串に刺して、カリっと揚げ、最後にソースをまぶします。佐野のおやつの定番であり、佐野のソウルフードとも呼ばれるそうです。佐野SA(下り)の「いもフライ」(300円)は、オリジナルのウスターソースを使用。びっくりするくらいジャガイモが柔らかく、ソースは辛さ控えめ。小腹が空いたときに、ぜひとも試してほしいグルメです。
定番モノにひねりをきかせた変わりダネ
定番グルメが充実する佐野SA(下り)では、その定番モノに、もうひとつ工夫を加えたユニークなグルメも数多く用意されています。
まずは、「佐野らーめん」を使った変化球。それが「佐野らーめんナポリタン」(1200円)。文字通りに「佐野らーめん」の麺を、ナポリタンにしてしまいました。もちもちした平打ち麺と、ケチャップの効いたソースの取り合わせは、普通のパスタとは違った、和風の味わいです。また、「耳うどん」をアレンジした「ボンゴレ耳うどん」(1200円)もユニークなメニュー。こちらは逆に、「耳うどん」の具が大きなペンネのようで洋風な味が楽しめます。こちらの2品は、フードコートの「ハンバーグ・オムライスSANON」で提供されています。
さらに驚く「佐野らーめん」のバリエーションが、テイクアウトの「Picnic+Plus」で提供される「らーめん生春巻き」(450円)です。「佐野らーめん」のスープをジェル状にして、麺、チャーシュー、ナルトを生春巻きの皮で包んだオリジナルメニュー。かぶりつけば、「確かにラーメンだ!」と驚くこと間違いなし。
そして佐野のソウルフードにも変わりダネが用意されています。それが「いもフライ いちごソース」(400円)。甘酸っぱいイチゴのエキスをマヨネーズソースにプラス。かぶりついたときに、爽やかなイチゴの香りが楽しめます。
最後の変わりダネとして、おすすめしたいのが「甘酒スムージー」(380円)。地元佐野の酒蔵が作る甘酒に、「とちおとめ」「バナナ」「小豆」のフレーバーを加えたドリンクです。何がいいかといえば、ベースとなる甘酒がとっても美味しいということ。甘さ控えめで、すっきりとした後味。お米から作る本格的な甘酒の美味しさを再認識できるはずです。
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