■OEM車が表彰台独占!! 2019年も生き抜いて!! 3位→1位
【第3位 ダイハツアルティス】119台
2018年売れなかったクルマの上位3台はOEMが並んだ。3位はダイハツで販売されるカムリのOEMとなるアルティスだ。
まあアルティスは一般的には存在自体を知っている人がほとんどいないのでは、と思われるほどマイナーなクルマ。
三菱に日産シーマをOEM供給していたディグニティのようなクルマなだけに、これだけ売れれば充分にも感じる。
もしカムリに昨年追加されたスポーツ性を持つWSに相当するグレードが加われば、年間150台は売れるかもしれない。いや、難しいか?
【第2位 三菱デリカD:3】93台
デリカD:3は日産からNV200バネットワゴンのOEMとして供給されるモデルである。
本家も日産の約2100店の販売網をもってしても1700台しか売れていないのを考えると、デリカD:3拡販のアイデアもなかなか浮かばない。
ディーラー単位でキャンパー仕様を造り、デリカD:5のキャンパー仕様と並べてプロモーションすれば浮上の可能性はあるかもしれない。
うーん、実に生かし方がありそうでなさそうな車種でもある。絶好調D:5の恩恵を受けられるのがベストなのだが。
【第1位 ダイハツメビウス】86台
2018年一番売れなかった登録車は、トヨタからダイハツにプリウスαのOEMとして供給されるメビウスだった。
しばらく前に「メビウスを見た」という写真付きの投稿をSNSで見たが、このことを踏まえるとメビウスを路上で見るというのはもはや縁起のいいことなのかもしれない。
登場が2011年と時間が経っていることもあり、今では本家もトヨタの約5000店の販売網を持ってしても約1万5000台しか売れていない。
そうなるとメビウス浮上策を考えるのもなかなか難しい。しかもメビウスには本家プリウスαと違い5人乗りしかないのもちょいと痛手。
残された手はプリウスαにある7人乗りを追加すればもう少し数は出そうだが……。
【まとめ】
苦戦を強いられたクルマも多い2018年登録車販売ワースト10だったが、意味なく登場したクルマがある訳でもなく、存続していればいつかきっといいこともあるはず。
買ってくれるお客さんがいる以上はきっとそこに存在価値は大いにあるわけだし、カーマニアとしてはそれらのクルマを愛でるのもまた大事だ。
2019年も多くのクルマが登場し、そして去っていくと思われるがマイナーなクルマにもぜひぜひ注目していきたい。
【参考:2018年登録車販売台数ランキングトップ10】
1位 ノート(e-POWER含む)13万6281台
2位 アクア 12万6561台
3位 セレナ(e-POWER含む)9万9865台
4位 シエンタ(HV含む)9万4050台
5位 ヴォクシー(HV含む)9万760台
6位 フィット(HV含む)9万719台
7位 プリウス8万7850台
8位 ヴィッツ(HV含む)8万7300台
9位 ルーミー 8万6265台
10位 C-HR(HV含む)7万6750台
コメント
コメントの使い方