■いつまでGT-Rを作るんですか?
――今回、存続か生産終了か、と最大のネックとなっていた車外騒音規制法規に対応しました。技術的な問題が当面なくなったわけです。これが最後の純ガソリン車のR35GT-Rになるのでしょうか?
川口氏:わかりません。お客さんが望まなくなったら終わるのです。我々が作りたくても買ってくれなくなったら終わりなのです。
前回は生産台数のキャパが足りませんでした。これが最後であるかどうかはお客さんが決めるのです。我々は最後かどうかを決めちゃいけないんです。
だから今回も新しい技術を開発して法規に対応しました。技術の日産と自分でいうのもお恥ずかしいですが、そうした自負があって、なんとしても新しい法規に対応するように作りました。なんとしても待っていただいているお客様に届ける、それが我々の使命です。
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新車外騒音規制はGT-Rが属するM1クラス(継続生産車)では、2022年9月からのフェーズ2では74db、2026年7月から運用が開始されるフェーズ3は72dbと一段と厳しくなっていき、もはや純ガソリン車のスポーツカーはフェーズ3をクリアできないといわれている。
推測の域を出ないが、純ガソリン車の現行R35GT-Rはフェーズ3の2026年モデルをもって生産終了するのではないかだろうか。もちろん、予想でしかないが……。
はたして、川口氏の言うように、純ガソリン車のR35GT-Rの需要がある限り作り続けるのか、それともハイブリッドもしくはBEVのGT-Rを欲する時代が来るのだろうか?
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