コペンとジムニーをドッキングした魔改造マシン「コペニー」が超痛快だった!!

■コ、コペンが…… オフロードを爆走!!

特別クセが強いクルマなわけでもない。楽しい車内
特別クセが強いクルマなわけでもない。楽しい車内

 ということで、店を出て一般道を走る。室内はインパネなどコペンそのままだ。違和感はない。そしてAT車でも充分速いし安定している。「ワンオフもの感」が皆無で完成度の高いクルマだ。

 「タービン交換で100馬力くらいですかね。タイヤとサスで12cmほど車高アップですけど、まあジムニーカスタム界ではそれほど過激なもんではないですし。新東名120キロ区間も楽勝クルージングでしたよー」

 アッという間に某里山林道に着いた。撮影のためにちょっとそれっぽいところを走ればOKと思っていたら・・・

慎重かつ大胆に! 豪快な走りを見せるコペニー
慎重かつ大胆に! 豪快な走りを見せるコペニー

 森本さんは空気圧をグンと落とし、本格四駆トライアル走行を始めてしまった。木の枝がボディーにガンガン当たってもお構いなし。ジムニーでなければ走破できないような険しい道をどんどん突き進んでいく。

 確かにこれはジムニーなんだから、と何度も自分に言い聞かせるが…… 脳内ではコペンに見えるので…… 頭がへんになりそうだ。

■魔改造コペニーの気になる改造費は?

MOFAC(も。ファク)代表の森本祐樹さん。ノリのよい関西人である
MOFAC(も。ファク)代表の森本祐樹さん。ノリのよい関西人である

 というわけで、当然と言えば当然の走破性も見せてもらうことができた。何より飾り物ではないところがすごいし、モンスターマシンを堪能させていただいた。そして、軽自動車規格のまま公認取得した車両で、ガンガン乗れるほどデキが素晴らしいこともよくわかった。そこで気になるのは改造費用だ。

「載せるだけだったら、ベース車両2台ぶんは別で…… 100万くらいですかねー。」

 なるほど、余ってしまうジムニーのボディーとコペンのシャシーの行方は気になるが、300万円前後くらいからでこのおもちゃ箱から飛びだしてきたような特別なクルマが手に入ると思えば安いような気もする。

「雪が降ってもコペンで北陸のカニを食べに行きたいよなあー、とか冗談で言ってたのが、ホントになったんですわあ、ワハハハ」

 いやはや、沈滞気味の日本の空気を変えてくれるのはこんな関西人のノリなのかもしれない。まいどおおきに。

【画像ギャラリー】魔改造「コペニー」のオフロード爆走シーンを画像でチェック!!(30枚)画像ギャラリー

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