おじさんには先進過ぎ? ほんとにいらないクルマの装備 あっても使いたくない装備とは

おじさんには先進過ぎ? ほんとにいらないクルマの装備 あっても使いたくない装備とは

 50代以上のおじさんにとって、進化したクルマの機能、装備はむしろいらないとさえ思うことも多々ある。そこで今回はおじさんにはいらないかなと思う装備、あっても使いたくない装備を紹介していきたい。

文/ベストカーWeb編集部、写真/ベストカーWeb編集部

■すぐ戻るワンタッチウインカーってほんとにいる?

ワンタッチウインカーは3秒間作動するクルマが多い。そんなにウインカーの消し忘れが多いのか? そんなクルマは1年に1回見るかどうかだが……
ワンタッチウインカーは3秒間作動するクルマが多い。そんなにウインカーの消し忘れが多いのか? そんなクルマは1年に1回見るかどうかだが……

 いまや、なくてはならない装備となった、バックカメラやACC(アダプティブクルーズコントロール)、電動パーキングブレーキ&オートブレーキホールドがあるいっぽうで、バックの時に連動して下降するサイドミラーなどの昔ながらのものから、駐車支援機能パーキングアシスト、音声認識コネクティビティ、ジャスチャーコントール、ヨーク型ハンドルなど、ほんとにいるのかなあと思う、賛否両論の最新装備もある。

 人それぞれ感じ方が違うと思うが、今回は50代のおじさんにとって、これはいらない、使いたくない装備を紹介していきたい。

 ワンタッチウインカーがあることすら知らないおじさん(失礼)に改めて説明しておくと、ウインカーレバーを1回操作すれば、3~5回ウインカーが点滅して自動的に消灯するのが、ワンタッチウインカーだ。

 ワンタッチウインカー最大の利点は切り忘れが防止できること。ウインカーを点滅させたまま直進を続けるクルマいると、後続車や歩道者などは、いったいそのクルマがどこに行きたいのか戸惑うことが多いが、ワンタッチウインカーならばこうしたトラブルを回避できる。

 でも、ワンタッチウインカーが付いていない車種では、交差点で右折、左折をして、ハンドルを戻せばたいていの場合、点滅は消える。ウインカーの切り忘れってあるのだろうか? むしろ、車線変更などでは、しっかりウインカーレバーを戻してやらないとウインカーがつけっぱなしになる場合もある。

 かなり手前でウインカーを点滅させてしまうと、肝心の曲がるポイントや車線変更時にウインカーが点滅していないといった本末転倒な状況になることも考えられる。

 つまり、ワンタッチウインカー装備車を運転している時は、ウインカーを点滅させるタイミングを慎重に見極めなければならない。そしてもうひとつの難点は、一度作動させたワンタッチウインカーのキャンセルができないこと。間違って作動させてしまっても、一定時間はウインカーが点滅し続けてしまうのだ。

 道路交通法では「進路を変える際、進路変更が完了するまでウインカーを出し続けること」とあり、また「進路変更では、進路変更する3秒前にウインカーを出せねばならない」と決められている。3秒しか点滅しないワンタッチウインカーは、クルマが車線変更を行う際にウインカーが作動してない状況もしくは車線変更と同時にウインカーが作動することになり、道路交通法の「合図不履行違反」となる可能性があるのだ。

ヤリスに設定されているワンタッチウインカー機能は一度ウインカーレバーを操作すると5秒間点滅する
ヤリスに設定されているワンタッチウインカー機能は一度ウインカーレバーを操作すると5秒間点滅する

 こうしたことを踏まえ、トヨタはワンタッチウインカーの採用は慎重だが、ワンタッチウインカーを初採用したヤリスでは点滅回数は5回に設定されている(これを3回に変更するキットが販売されているが)。

 主に車線変更時のウインカー消し忘れを防止するために考えられたものだが、右折信号で前車が3~4台連なっている場合など3秒以上になることが多く、逆にウインカーレバーを押す回数が増えてしまうことも考えられる。

「う~ん、いろいろ考えたが、普通のウインカーのほうがいいんじゃないの?」と思ってしまった。

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