■新型スープラのD1仕様は予想以上のモンスター
2019年4月6日(土)、7日(日)、東京都江東区のお台場(船の科学館前の青海臨時駐車場)にて、モータースポーツが身近に感じられるイベント、(今回で14回目となる)「モータースポーツジャパン2019」が開催された。
新型車や有名ヒストリックカーの展示、有名ドライバーのトークショー、スーパーGTマシンやダカールラリー出場車のデモラン、メーカー対抗のカートレース(優勝は日産でした)、関連グッズの即売会などで盛り上がるなか、最大の目玉であるハイパフォーマンスカーやレーシングマシンの同乗走行も実施された。
レーシングマシンの同乗試乗イベントにはメディア枠も用意され、当サイトもさっそく申し込んだところ、なななななんと! 運よく新型スープラのD1参戦マシン(モンスターエナジージャパンがサポートする斎藤太吾選手のクルマ)に乗れることに。
なんでもこのクルマ、HKSが技術協力してエンジンは2JZ-GETに換装され、800馬力以上出ているとか……。
この文字通りモンスターマシンへの同乗走行を引き当てたのは、ベストカーClub員の中村貴さん(おめでとうございます!)。
さっそく早朝からお台場のイベント会場に集合していただき、いざ同乗試乗開始。
ギャギャギャギャーーーーーッと大きなスキール音を鳴らしながコースへ飛び出した新型(モンスター)スープラ、あっという間に走行ゾーンの端に到達し、ターンしたその瞬間……今度は「ガガガガガガッ!」という音を出して失速。
左リアタイヤがバーストし、サイドスカートが(車高が落ちてボディ下部がアスファルトにこすれたことにより)外れ、また排気管の一部が破れたのか車内に排煙が入り込み、同乗走行終了。
ああ……一周しか走れず大変残念な同乗走行となったが、しかし期せずしてベストカーClub員の中村さんは「D1仕様の新型スープラにイベントで同乗走行した唯一の人」となりました。
以下、その中村さんのコメントを紹介したい。
■動きは案外なめらかでセッティングも決まっていた……はずが
「発売前ながら、今年のD1への参戦マシンということで、カタチになっているのか見るまでは不安でしたが、出てきたマシンはまさに万全の戦闘体制に仕上がっておりエナジードリンクのモンスターのステッカーよろしく、まさにモンスターに見えました。
いざロールバーをまたいで乗り込むと、意外に普通のスポーツカーに乗った感じ。
しかしコースインと同時に束の間の安心感を吹っ飛ばす怒涛の加速が開始、あっという間に向こう側の壁が見えたのと同時にドリフト開始! 横Gでフロントピラーにヘルメットを叩きつけられる音のみが脳内に響きます。
ただステアリングの動きを見ても極めてスムーズで、セッティングもそこそこ決まっているんだろうなとは予想ができました。
さらにコース反対側のコーナーへ向かって一直線に加速!いざコーナーへっ! というときにどうやらリアタイヤがバーストし万事休す(左側だったから私が乗ってタイヤに負荷かかってしまったかな?)。
排気管もやってしまったのか車内に排気が充満した状態になるちょっとヤバい感じでピットへ戻ってきました。その後の同乗は修復のため中止。今のところ私が新型スープラD1仕様に唯一試乗レポできる人間になってしまいました展示されていました。
今回は競技仕様でしたが、まだ世に出る前でもここまでの走りが可能なスープラにクルマとしての素性がよいことを体感できた同乗試乗でした!
ただやはりせめてもう一周乗りたかったなぁ……」
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