なんと40万円引きも!? 平成最後の決算セール 値引き乱発の実情と背景

平成最後の決算セールスで大幅値引き乱発の理由

間もなく新型MAZDA3の発売を控える現行型アクセラ。このようなモデル末期車も大幅値引きが見られた

 以上のレポートでもわかるとおり、平成最後の決算セールにおける値引きは、例年以上に激しくなっていた。その傾向として、2019年10月の消費税引き上げを意識して大幅値引きやオプションサービスの金額拡大が目立った。

 オプションサービスは小型車だと従来最高10万円だったのが15万円に増額した。残価設定クレジットも1.9%の低金利の対象モデルがさらに増えている状況であった。

 また、大幅値引きのなかには在庫一掃セールのために格安になっている車種もあった。日産のデイズ、ホンダのN-WGN、マツダのアクセラ、三菱のeKワゴンの4車種がそうだ。

 値引きは、軽自動車ではナビ付きだと大半が20万円引きを突破し、アクセラは40万円引きが目立った。

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【図表】3月決算大幅値引き情報 ※遠藤徹氏調べ。値引き額は諸条件によって異なります
【図表】3月決算大幅値引き情報 ※遠藤徹氏調べ。値引き額は諸条件によって異なります

 【図表】は、遠藤徹氏調査による大幅値引き情報のトップ10だ。

 この表を見ても、平成最後の決算商戦は消費税の増税を控え、例年以上に値引きが拡大していた実情がわかる。

 次の大きな商戦は、消費税増税を目前に控えた中間決算の9月。令和最初の決算商戦は、平成最後の商戦とはまた違った様相となるだろう。

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