■わずか2年3カ月で消滅し絶版となったエレメント
エレメントが登場したのは2002年12月。北米で発売された後、翌2003年4月に国内販売が開始となった。
製造を行っていたのはアメリカのオハイオ州にあるホンダの工場で、ターゲットになるユーザーもアメリカの若者だった。エレメントが逆輸入車になった背景にはそうした事情があり、実際にアメリカ市場には受け入れられた。
エレメントのベースになったのはホンダ製のCR-V。CR-Vは通常のヒンジドアを採用しているのに対し、エレメントでは後部ドアのヒンジを車体後ろ側に設ける“観音開き”になっていたのが最大の特徴。
エクステリアデザインは、いかにも今の若者にウケしそうなポップなもので、それまでのクロスオーバーモデルにはない明るいイメージは、日本国内でも若い世代に訴求することが期待された。
だが、実際の日本での販売成績は期待に届くものではなかった。そしていつしか忘れ去られた存在となり、たった2年3カ月という短命に終わってしまった。
この時代の日本では、現代ほどSUVやクロスオーバー車に人気が集まっていなかったこともあって、エレメントの国内販売があと10年遅かったら、今販売していたら、売れていたかもしれない。
【画像ギャラリー】シティターボII アコードインスパイア クロスロード…突き抜けていた頃の名車の写真をチェック！（13枚）画像ギャラリー
![雪や氷だけじゃない!! [ブリザック史上最高のスタッドレスVRX3]の舗装路の走りがスゴすぎる！](https://img.bestcarweb.jp/wp-content/uploads/2024/10/30111035/s-3D0A3299B-600x400.jpg?v=1730254235)
![こんなクルマよく売ったな!! 【愛すべき日本の珍車と珍技術】誰も知らないブーンベースの3列7人乗りミニバン[ルミナス]がフリードになれなかった理由](https://img.bestcarweb.jp/wp-content/uploads/2024/11/15170159/806388917c5f6aea99fb706d5c24bc79.png?v=1731657719)
![不要or必要？ やっちゃったらおじさん認定!? 「古い」「ダサい」といわれがちな [時代遅れ]な運転法](https://img.bestcarweb.jp/wp-content/uploads/2024/11/14122703/a11b4bb3ba448d1fa402ac3dc62cc91f-600x400.jpg?v=1731554823)
![100㎏軽い車重580㎏のベーシック軽[新型アルト]が2026年に登場!? 軽量化と48Vスーパーエネチャージで勝負!!! 燃費は30km/L到達か!?](https://img.bestcarweb.jp/wp-content/uploads/2024/11/22160626/b1754275211c39323b399e4951b17daa.jpg?v=1732259187)
![新型[NSX]は1000馬力オーバーか!? ホンダが全個体電池搭載のハイパーBEVを投入する可能性大](https://img.bestcarweb.jp/wp-content/uploads/2024/09/23191539/00_s_scoop_NSX_17_head-150x150.jpg?v=1727086540)
![大ヒット予想!! マツダ[新型CX-5]が超絶進化！ ハイブリッドモデル登場でしかも安いなら期待大!!](https://img.bestcarweb.jp/wp-content/uploads/2024/10/28125443/00_s_CX-5_scoop_p152_ph01_head-150x150.jpg?v=1730087684)
コメント
コメントの使い方