いいことがあった日のごちそう。幼かったあの頃、それは洋食ではなく喫茶店の洋菓子だった。プリンにアイスにホットケーキ……。あの豪華さ、あの甘さに今もときめかずにはいられません。今回はテンションあがる洋菓子、「プリン・ア・ラ・モード」をBCの姉妹メディア『おとなの週末』編集部が集めました。
■口溶けなめらかな焼きプリンに大満足『パーラーオレンジ』@三ノ輪
1977(昭和52)年創業の喫茶店。以前はスナックとしても営業していたそうで、赤いソファ席にレンガの壁、オレンジ色のペンダントライトが昭和のレトロムードを醸している。
スイーツのイチオシはなんといってもプリンアラモード。プリンを中心にバニラアイス、生クリーム、ウサギリンゴ、バナナ、みかん、グレープフルーツ、チェリーなどが盛られた姿はまさに王道スタイル。
プリンはやや小ぶりながら、店主の室井さんがオーブンで約1時間半かけてじっくり焼き上げた本格的な焼きプリン。少し固めだけど、口当たりがやわらかく上品な甘さが魅力だ。
フルーツやアイスと交互に食べると、幸福感がこみ上げてくる。一度に9個しか焼けないので、来店前にSNSなどでチェックするのがおすすめ。
[住所]東京都荒川区南千住1-13-18
[電話]03-3806-7346
[営業時間]7時~20時(19時20分LO)
[休日]無休
[交通]地下鉄日比谷線三ノ輪駅3番出口から徒歩5分
■昭和レトロ喫茶でいただく王道の味わい『喫茶 ニット』@錦糸町
創業して約60年。レトロなランプシェード、革張りのソファ席、壁紙のデザインなどが印象的で、店内に入ると昭和にタイムスリップしたかのよう。
地元客はもちろん、遠方からも昭和の雰囲気と味を求めて大勢の客が訪れる大人気の喫茶店だ。銅板で焼くホットケーキが有名だが、プリンアラモードも根強い人気を誇る隠れた逸品。
ガスオーブンで約1時間蒸し焼きにしたプリンはツヤツヤして甘さは控えめ。バニラアイス、カラースプレーをかけた生クリームがのり、フルーツはリンゴとバナナのほか、チェリー、黄桃、みかん、パイナップル。
生クリームの上にチェリーがちょこんとのるのも昭和チックで郷愁に誘われる。茶葉の香りが豊かなミルクティーをお供に、ゆったりした時間を過ごしたい。
[住所]東京都墨田区江東橋4-26-12 小沢ビル1階
[電話]03-3631-3884
[営業時間]9時~20時(18時50分LO)※月曜は9時半~、祝9時~18時(16時50分時LO)
[休日]日
[交通]地下鉄半蔵門線錦糸町駅2番出口から徒歩3分、JR総武線錦糸町駅南口から徒歩4分
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