キャンピングカーを自作して日本中を旅したい! フィアットデュカトキャンパー製作記その4完成篇「タイヤホイールを交換して試運転に出かけるも重大な課題発生! さあどうする?」

■さっそく、問題解決の改善作業に着手!

 自宅に戻ってきてから、リアドアに窓取り付けと断熱を施した。まず窓を取り付ける位置を決めて、残った部分に制振材を貼ってから断熱材を貼り込んだ。

 これだけで大分変わるけれど、室内側に鉄板が見えているのは冷気が伝わってくるから、最終的には内壁を作らなくちゃいけない。

 運転席の足元の暖房も不足気味で、調べてみたら助手席には2本のダクトから温風が出るのに対して、運転席側にはダクトは奥の方に1本しかない。左ハンドルが基本の構造だからかもしれないが、これじゃあ運転席側が寒くなるわけだ。

 助手席側のダクト1本を加工して、アルミダクトで吹き出し口を運転席側にもってきた。これで足元の寒さは解消できた(逆に助手席側は暑かったらしいのでバランスが取れた!)。

デュカトの運転席足元を右側から撮影。左奥にアルミダクトが見える
デュカトの運転席足元を右側から撮影。左奥にアルミダクトが見える

 TVも映らないのでアンテナを無指向性UFOタイプに交換、これで大分受信感度も高くなった。あとはFireTVも取り付けたから、TV電波が入らない地域だったらTVerとかを見て楽しめるようにした。

 テーブルは自宅にある板で作ったら奥行きが足りず、運転席反転させてもちょっと遠かったので、天井で使った4ミリ合板の余りを丸くカットして、もともとあるテーブル板の上に貼って、表面は木目のカッティングシートを張り込んで、インテリアと雰囲気を合わせた(あくまで仮設)。

幅と奥行きを確保しつつ、室内が狭くなりすぎないよう、テーブルは丸型に変更。濃い木目調のカッティングシートでインテリアとの調和を図っている
幅と奥行きを確保しつつ、室内が狭くなりすぎないよう、テーブルは丸型に変更。濃い木目調のカッティングシートでインテリアとの調和を図っている

 ホワイトハウスに頼んでいたオーバーフェンダーが届いたから、取り付けた。ホイールとタイヤをオフロードテイストにしたこともあって、これでデュカトが商用バンからグッとRVっぽい感じになったと思う。

 デュカトのノーマルはいかにも商用バンという感じだから、インテリアとか走りの先進性ともちょっとマッチしていない感じだった。

オーバーフェンダーは両面テープとプラスチックリベットで固定。これで擦り傷からボディを守れると同時にタフなイメージになった
オーバーフェンダーは両面テープとプラスチックリベットで固定。これで擦り傷からボディを守れると同時にタフなイメージになった

 これから何度か近場で車中泊をして、さらに仕様を煮詰めたら、いよいよ日本1周の旅に出ようと思う。これまでで全国の大部分のところはデリカD:5で走破しているから、さらに快適になって移動も楽しめると想像するだけでワクワクしてくるね。

 ベストカーWebでの連載はこれにて終了となるが、またどこかで記事化するかもしれないし、Xでもつぶやいているので、旅先でも見かけたら気軽に声をかけてほしい。この場を借りて、御礼申し上げます。関係者の方々、本当にありがとうございました。

ついにデュカトキャンパーが完成。これから日本1周出の旅に出かけると予定。旅先で見かけたら気軽に声をかけてほしい、とのこと
ついにデュカトキャンパーが完成。これから日本1周出の旅に出かけると予定。旅先で見かけたら気軽に声をかけてほしい、とのこと
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