キャンピングカーを自作して日本中を旅したい! フィアットデュカトキャンパー製作記その3「内装もほぼできあがっていよいよ試走にチャレンジ!!」

キャンピングカーを自作して日本中を旅したい! フィアットデュカトキャンパー製作記その3「内装もほぼできあがっていよいよ試走にチャレンジ!!」

 いつかキャンピングカーを自作して自由に旅したいという野望を持っていた住宅リフォームを生業とする、自動車ジャーナリスト高根英幸氏の実弟がベース車のフィアットデュカトを手に入れ、内装を中心に自作でキャンピングカーに仕立てていく本企画。

 ソーラーパネルの設置など電気系統の組み込みと並行して室内の作り込みを行ってきたのでほぼ完成に近付いた。3回目はそうした作業を振り返って、内装の作り込みを紹介していくことにしよう。自動車ジャーナリストの高根英幸氏が実弟の作業ぶりを代筆する。

文&写真/高根英幸

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■いよいよ内装の作業も大詰め!

 天井はまず縦方向に野縁を張って、横方向には胴縁を張って空間を確保した。天井は熱気をカウンターフローファンで吸い出す構造だから、断熱材と内張りの間に空間が必要なのだ。

下地を張った状態の天井。左右にあるグレーの筒状部品がカウンターフローファン。筒内にある2連のファンで強い流れを生み出し、熱気を下の排出口まで導くのだ
下地を張った状態の天井。左右にあるグレーの筒状部品がカウンターフローファン。筒内にある2連のファンで強い流れを生み出し、熱気を下の排出口まで導くのだ

 胴縁の上に厚さ4ミリのベニアを張って天井にした。最終的にはここに防炎クロスを張って仕上げる予定。キャンピングカーとして改造申請するから、このあたりはチェックされるからだ。

 ルーフのほとんどはソーラーパネルで覆っちゃったから、暑さ対策はここまでしなくてもよかったかも知れない。むしろ冬の断熱が不十分で寒いかも。これは今後、検証して断熱が必要なら壁を剥がしてでも追加する。

ベニアを張った状態。カウンターフローファンだけでなく、ダクト類も最終的にはキレイに収めたいところだ
ベニアを張った状態。カウンターフローファンだけでなく、ダクト類も最終的にはキレイに収めたいところだ

 スライドドアの開閉には工夫が必要だと思っていた。電動スライドとかイージークロージャーを追加しようと思ってたんだけど、ちょっと入手に手間取ってて、今回は諦めた。

 その代わり、純正のドアハンドルが小さくて使いにくいから、パイプでレバー部分を延長した。これはホワイトハウスが長いドアハンドルを販売しているのを参考にしたもの。

純正のドアハンドルはレバー部分が短くて開けにくく、閉めにくい。パイプをボルトで接続して延長。これで開閉が楽になった
純正のドアハンドルはレバー部分が短くて開けにくく、閉めにくい。パイプをボルトで接続して延長。これで開閉が楽になった

 これで開け閉めする時に力が入りやすいようになったが、ちょっと長すぎて腕の動きが大きすぎるかも。まぁ、あとで短く切るのは簡単だからいい。

実際にドアハンドルを延長したところ。見た目はイマイチ、長さもちょっと長すぎたが、とりあえず開閉は楽になった
実際にドアハンドルを延長したところ。見た目はイマイチ、長さもちょっと長すぎたが、とりあえず開閉は楽になった

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