ガソリンはいつ入れるのがお得?
ガソリンを入れるのは週末の土曜日、日曜日が得、というのはクルマ界の常識だがなぜなのだろうか?
ガソリン価格は一般的に石油から精製したガソリンを一時貯めておく油槽所からの距離が近ければ安く、遠いと高くなる傾向にある。これがガソリンが安い地域、高い地域が出る最大の要因と言われている。
千葉県や三重県がガソリンが安い地域として昔から有名なのはまさに油槽所から近いことが根本に。
もうひとつガソリン価格を決める要因としては価格競争がある。ライバル店が乱立する地域では、他店よりも安くしたい、という販売戦略がエスカレート気味となりビックリするような安値で販売しているケースもある。
実はガソリン価格は店舗ごとに違いはあるものの、基本的に毎週月曜日に価格を改訂するところが多い。つまり、需要の増える週末に安い特別料金を適用したものを月曜日に是正する、というパターンが繰り返されている。
つまり月曜日は値上げすることはあっても値下げすることはまずない、という認識でいい。
火曜日、水曜日、木曜日、金曜日は基本的に価格据え置きのケースが多いため、特別料金が適用されやすい土日に給油するのがベストと言える。
高速道路のガソリンはなぜ高くなった?
年配のドライバーのなかには、高速道路のガソリン価格は全国平均に基づいているのでどこで入れても同じだし、一般道よりも安いケースが多い、という認識している人も多い。
確かにかつての高速道路のガソリン価格は、日本エネルギー経済研究所石油情報センターが毎週公表している給油所小売価格調査(月曜日調査・水曜日公表)の全国平均価格をもとにNEXCOが独自に設定し、それを上限価格として毎週改訂されていた。
これは高速道路というある意味閉鎖的なマーケットでは利用者は店を選べないため、不当にガソリン価格が高騰するのを防止するための策だった。
しかし、上限価格が決められていたのは2008年5月までで、それ以降は原油の高騰が顕著になったことを理由に上限価格がなくなり、店舗ごとに価格を自由に決めることができるようになったのだ。
これにより高速道路ではどこで入れてもほとんど同じ、という原則がなくなってしまったのだ。そして自由に価格を決められるとなれば安くなるわけがない。今では高速道路は一般道のガソリン価格よりも高いというのが常識だ。
ただ、フォローしておくと高速道路のガソリンスタンドが客の足元を見て不当に高くしているわけではない。高速道路のガソリンスタンドは、洗車、整備、タイヤ販売、バッテリー販売、車検といったガソリンスタンドの収入源となるものの需要がほとんどなく、ガソリンでしか利益が出せないため、ガソリン価格にマージンを余計に載せる必要があるのだ。
ガス欠するほど無理する必要はないが、高速道路での給油は最低限の量にとどめておくのが得策だ。
コメント
コメントの使い方給油機(計量機)の温度補正機能の装着が義務付けられてるとは、どの法律により定められていますか?
各計量機メーカーはその機能を付けているのですか?