スバルが「ハイパフォX」で史上最強AWDへ? 超職人技で進化したS耐マシンがすごい

スバルが「ハイパフォX」で史上最強AWDへ? 超職人技で進化したS耐マシンがすごい

 今年もやってきたスーパー耐久。スバルがST-Qクラス参戦マシン「ハイパフォX」のアップデートを実施してきたぞ。なんだか見る限りちょっと変わったかなぁーくらいの変化だが、いったいどこが変わったの?? 鈴鹿で見えてきたマシンの変化とはいったい?

文/写真:ベストカーWeb編集部

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フロントフェンダーなど細かなワザが効く

カラーリングも変更となり爽やかな雰囲気。フェンダーやボンネットなどに変化あり
カラーリングも変更となり爽やかな雰囲気。フェンダーやボンネットなどに変化あり

 スバルがスーパー耐久で「HIGH PERFORMANCE X FUTURE CONCEPT(ハイパフォX)」を通じて挑むのはカーボンニュートラル燃料と水平対向エンジンのマッチング、そしてエンジンの性能を引き出し、将来的な市販車へのフィードバックも含めた空力などの開発になる。

 FA24エンジンをベースに改良が施されたエンジンはすでにアンチラグを2024シーズンに投入しており、2025シーズンは新たな制御を用いている。アンチラグでは対応できないアクセル開度が微量の領域でも過給圧を高く維持する。

ボンネットはラリー仕様と同じものに変更された
ボンネットはラリー仕様と同じものに変更された

 この辺りは繊細なアクセルワークが必要なサーキットでも、タービンのレスポンスが鋭くドライバビリティの向上に確実につながるだろう。

 さらにラリーと同様のカーボンボンネットを採用することで軽量化も高められている。フロントバンパーもスバルの技能五輪出場者が制作するなど、モータースポーツに留まらず「ものづくり」に貢献する。

フェンダーは技能五輪出場者の職人技が光る
フェンダーは技能五輪出場者の職人技が光る

 スーパーGT車両と同様のカラーリングとなった「ハイパフォX」だが、今シーズンも多くの技術開発が進んでいくだろう。スバルらしいクルマ作りの礎となるべく、このマシンで得られた知見で市販車はどんどん進化していくはずだ。

 そして次戦はいよいよ日本最長レースの「富士24時間」。各クラスの激戦はもちろんのこと、ST-Qクラスの展開も見逃せないぞ。

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