NSX GT3は5位、レクサスRC F GT3は14位 デイトナ24時間

 NSXとRC FのGT3マシンのデビュー戦となる『デイトナ24時間レース』が1月28〜29日にかけて開催された。

 世界三大耐久レースに数えられるアメリカ伝統の一戦、国産勢の気になる結果は?

 文:WEBベストカー編集部/写真:Honda、TOYOTA、Nissan、Mazda


“世界三大耐久”デイトナ24時間とは?

 ■開催地は30度バンクを持つデイトナ・インターナショナル・スピードウェイ

 デイトナ24時間レースの舞台は、フロリダ州デイトナにある『デイトナ・インターナショナル・スピードウェイ』。

 アメリカらしい30度バンクがあるオーバルセクションを持つサーキットで、24時間レースはオーバルとインフィールド区間を組み合わせたコースで行われる。

 加えて、全車追い越し禁止となるイエローコースコーションが24時間で20回以上も出されるため、最後まで接戦必至のまさにアメリカらしい見る者を楽しませるレースが繰り広げられるのだ。

こちらが舞台のデイトナ・インターナショナル・スピードウェイ。ご覧のとおりの大迫力だ(写真のマシンはニッサンDPi)

 ■注目の日本勢と参戦クラスは?

 今回初参戦となる日本勢はアキュラNSXとレクサスRC FのGT3マシンだ。これに加えてマツダや日産のプロトタイプカーも走る。

 総合優勝を争うのはDPiクラス。「デイトナ・プロトタイプ・インターナショナル」という名のとおり、ル・マンのマシンに近いシルエットを持つプロトタイプカーによって争われるクラスだ。

 DPiクラスにはマツダがワークスチームを、そして日産がエンジンを供給するマシンも参戦する。

 そして今回の目玉、NSX GT3とRC F GT3が参戦するのはGTDクラス。これは「GTデイトナ」の略で、近年スーパーGTのGT300クラスにも参戦可能となったFIA-GT3マシンが鎬を削るクラスだ。

2台の国産GT3マシン、初陣は明暗分かれる

 今年で55回目を迎えた伝統の一戦は、途中降雨により、約5時間もイエローコースコーションが続くという大荒れの展開に。

 注目の日本勢にも出だしからトラブルが発生した。2台体制でエントリーしたレクサスRC F GT3は、14号車が開始僅か2時間足らずで早々にクラッシュし、リタイア。

 もう一台の15号車もタイヤバーストに見舞われるなど、初陣となったRC F GT3にとってはツキがないレース展開となってしまった。

24時間の長丁場、序盤のタイヤバーストを乗り越え、走行を続けたレクサスRC F GT3の15号車。量産RC Fの5L、V8をチューンアップしたエンジンを積む

 いっぽう2台体制で、現役インディカードライバーのハンターレイやレイホールもドライブしたNSX GT3勢は健闘。一時はクラス首位を走行する快走をみせ。初陣でクラス優勝の可能性を残し、終盤戦へ向かう。

 そして、24時間の長いレースはいよいよクライマックスへ。

 NSX GT3は、残り数時間というところまで、ハンターレイが乗る86号車がクラス3位を走行。

 しかし、レイホールが乗った93号車は、残り約1時間でボンネットが外れるトラブルに見舞われる。

 93号車はいったんストップしたものの、その後レースに戻り最終的にはクラス11位(総合29位)で完走。さらに、86号車はクラス5位(総合22位)でフィニッシュ。

量産のNSXとは異なりノンハイブリッドのNSX GT3は3.5L、V6ターボエンジンを搭載。初陣を86号車がクラス5位で飾った

 クラス優勝はならなかったが、ポルシェ911やアウディR8、メルセデスAMG-GTなど全27台のGT3マシンが争ったGTDクラスで上位に食い込んだ。

 いっぽう、14号車がリタイアしてしまったレクサスRC F GT3は、残された15号車がトラブルを乗り越え何とか完走。クラス14位(総合36位)でチェッカーを受けた。

マツダ、ニッサンのマシンが参戦するトップクラスの結果

 総合優勝を争うDPiクラスに参戦した日本勢は、マツダの55号車が6位走行中にマシンから白煙が上がりストップするトラブルに見舞われリタイア。

 もう一台のマツダ70号車は、総合46位という結果となった。

昨年は2台ともリタイアにおわったマツダ。今年もソウルレッドカラーの55号車はリタイアとなったが、70号車が総合46位で完走した

 また、ニッサンDPiは、2号車が総合4位の好成績。22号車は総合17位でフィニッシュした。

日産のカスタマーチーム、テキーラ・パトロンESMチームは日産製3.8L、V6ターボエンジン搭載のニッサンDPiを走らせ、2号車が総合4位フィニッシュの好成績を残した

 そして、計55台のマシンによる24時間、600周以上の長い戦いを制し、見事総合優勝したのはキャデラック。14年振りにスポーツカーレースの舞台に復帰したキャデラックにとって嬉しい優勝となった。

デイトナ24時間レース RESULT

  • 総合順位/マシン/周回数
  • 優勝/キャデラックDPi/659周
  • 2位/キャデラックDPi/659周
  • 3位/マルチマチック・ライリー/658周
  • 4位/ニッサンDPi(#2)/656周
  • 17位/ニッサンDPi(#22)/636周
  • 18位(GTDクラス優勝)/ポルシェ911 GT3 R/634周
  • 22位(GTDクラス5位)/アキュラNSX GT3/634周
  • 29位(GTD クラス11位)/アキュラNSX GT3/617周
  • 36位(GTDクラス14位)/レクサスRC F GT3/581周
  • 46位/マツダDPi(#70)/462周
  • ※マツダDPi(#55)、レクサスRC F GT3(#14)はリタイア

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