ヨーロッパ・ラリー選手権に参戦する新井大輝選手の欧州武者修行 Part3! エストニアも滞在最終日、いよいよチェコへ向けて出発!! だがその前にどうやらディープでホットな現場に参加してきたみたいだぞ! 世界にはこんなお祭りもあるんだなぁとちょっと行ってみたくなる!?
文/写真:新井 大輝
【画像ギャラリー】圧巻の一言!? いや言葉も出ない!! めちゃくちゃ楽しそうなエストニアのお祭りが迫力満点だった!(10枚)画像ギャラリーエストニアのクルマ好きはここから始まる!?
さて1日の休息日をエストニアで過ごしたら、ようやく愛しのチェコへ出発する事ができます。何やかんだ言いながら、結局バタバタしていて自由時間はこの1日しか作ることが出来ませんでしたが、時差ボケも「強制的」に治すことが出来たので結果オーライといったところでしょうか。
午前中にレッキで使う車両の洗車や準備をして、徹夜でお手伝いしてくれたご褒美にその日の午後には「なんちゃらダービー」(??)を見に行くことになりました。てっきり競馬か何かやっているのか? と思い具体的に聞いてみると、ニヤニヤはぐらかされるばかりで答えてはくれません。
森の中でならずものたちが……?
何やらエストニアの車好きの源だというので百聞は一見に如かず、ということで1時間半かけてそのダービーを見に行くことに。エストニアでは2時間あれば国の端から端へ移動することができるので、国内で例えるならは群馬県内を下道で端から端に移動するようなものです。笑
伊勢崎(地元)から草津温泉行くより早く、端から端にいけるようなイメージです。それだけ国はコンパクトで移動しやすいと言うことですね。
さて、ようやくそのダービーが開催されている場所へ近づくにつれ沿道に大量の車が路駐されていて何やらならず者の匂いがプンプンとしてきました。遠くからは爆音でパンクロックのLIVEが開催されているし一体何が行われているのであろうかと逆に不安を駆り立てられます。しかも会場に入ると至る所に屋台が並び、ボロボロになった古い車がなんとも言えない味を出しています。笑
目的地に着くと目の前に飛び込んで来たのは田んぼ一反ぐらいの広さにならず者の車が15台がぎゅうぎゅう詰めになり嫌な予感が……。
想像をはるかに超える! とてつもない情報量!!
次の瞬間全力でぶつけ合う車たち、衝撃の光景にしばらく唖然としてしまい、言葉を完全に失いました。10分ぐらいぶつけ合うと、15分ぐらい謎のサービスタイムがあり、車を故意に横転させてミッション交換をするチームにルーフで踊り狂うお姉さんに、干渉しているボディの切断、とあまりの情報量の多さに脳みそがオーバーヒートしそうでした。笑
世界は広いのだと改めて感じる良い機会になりました。
(デモリッションダービーと言うらしい!)
情報量が多くて休日なのに少し疲れてしまいましたが、明日の9時からようやくゆっくり出発できると思うと少し気が楽です。本来このエピソードで1500kmの旅日記をメインにしようかと思っていたのに、まるまるデモリッションダービーになってしまった(反省)。













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