ヨーロッパ・ラリー選手権に参戦する新井大輝選手の欧州武者修行 Part4! 前回の狂乱の宴も終えて、いよいよチェコへ向けて出発!! 1500kmに及ぶ長距離移動! だけどロングツーリングにはある意味つきもの(?)な試練が待っていた!?
文/写真:新井 大輝
【画像ギャラリー】エストニアからチェコまで1500kmドライブ! ある意味「世界の車窓から」!? 絵が変わらないのもロングツーリングの醍醐味!!(5枚)画像ギャラリーチェコ目指していざ1500kmの旅!
エストニアからチェコまでおよそ1500km、友人から流石に1日で行くのは辛いからポーランドのワルシャワ近郊にあるホテル(Kamiza Hotel)を予約し(900km地点)そこで宿泊して1泊2日向かうことにしました。
ヨーロッパは国によってオービスの形やシステムが違うので、いくら注意して走行していても気をつけてねと友人から注意されました。特に街中に入ると頻繁に法定速度が変更されるので、慣れていないと一瞬で記念写真(スピード違反)を撮られます。加えてこちらのスピードカメラは1〜3km/hでも早ければすぐ撮られるほど厳しいので今後ヨーロッパ旅を考えている方は注意してください!
あれぇ……? 全然景色が変わらないぞ……
さて人生初のヨーロッパ旅、初めて尽くしでウキウキしながらドライビング開始。
エストニアはあたり一面の麦畑から始まり……ラトビア……リトアニアまで……。あれ……?? 思ったのと違うな?と思いながらバルト三国は何ひとつ景色が変わらず500km同じ景色が続きました。
たま〜に麦畑の中に中世からあるような古民家がポツンとあり、地球の最果てを旅している気分になりました。住民はどのように生活しているのかちょっと気になりましたが、早くこのエリアを抜けないと睡魔に襲われるので道中を急ぎます。
夜は夜で真っ暗闇じゃないか!!
このバルト三国エリアの恐ろしいところは夜になると本当に漆黒になるので、夜の運転は全くお勧めできません。星空は天の川が見えるほど綺麗ですが、それだけ周りに灯りがないことを意味しています。
ようやく500km移動してポーランドに入ると急に高速道路や街灯がちらほら出てきて安心できるようになります。笑
そしてワルシャワ近郊のホテル(60ユーロの格安ホテル)へ到着してひと段落、まだ7時ぐらいだったのでもう少し走れるなぁと思いながらもラリー前に無理は禁物なので大人しく寝ることに。廊下が暗すぎてホーンテッドマンションみたいでしたが、食事は美味しかったです。
翌日は朝8時には宿を出発して、14時ごろ時頃にはチェコへ到着し英語が全然話せないコドライバー立久井と合流、これは明日からのオフシャルテストとレッキに苦労するだろうなと思いながらもこれも経験なのでしっかり言語の壁にぶつかってもらうことにします。
お待たせしました! まもなく本番へ!
流石に1500kmも南下すると温度も上がり、16℃だった外気温が30℃になっていました。
今回は運良く駅に併設されている格安ペンションに泊まるのですがお値段なんと3500円。
本当に最低限のものしか置いていない宿でしたが、普通にサービスから20分ぐらいの場所でコストパフォーマンスは最高です。
日本でも最近は3000円台で泊まれる素泊まりの宿はないので、チェコの物価の安さはひと昔前の日本を思い起こさせます。笑
これにてヨーロッパ大陸1500kmの旅は終わりです。
次回からようやくヨーロッパ選手権のBarum rally Czech Zlinの本編へ突入します! お待たせしました!!









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