別記事にて、トヨタの「マルチパスウェイ」を取り上げたが、「トヨタはレースもマルチパスウェイですか?」と訊きたくなるほど、世界中のモータースポーツに積極的に参加している。ここでは6つのカテゴリーでの活動を見てみよう。
※本稿は2026年8月のものです
文:ベストカー編集部/写真:トヨタ、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2026年9月26日号
世界中のモータースポーツに幅広く参戦中!
現在、トヨタは世界中のあらゆるカテゴリーのモータースポーツに参戦中。そのバリエーションはホンダ(HRC)と並び世界最高峰レベルにある。
そのすべてを検証するのは難しいため、ここではWRC、WECの両世界選手権、日本のS-GT、スーパー耐久、国内ラリー、そして自ら参戦しているわけではないが、ハースF1チームのタイトルスポンサーとなって技術供与しているというF1の6カテゴリーについて貢献度、成績から採点してみた。
結果から言うと、文句のつけようがないレベルだ。成績面ではWRCとS-GTでライバルを圧倒。WECでは開幕戦優勝、4年ぶりにル・マンで優勝するなど完全復活している。
一方スーパー耐久では、2026年も「走る実験室」と言われるST-Qクラスで、近い将来登場するクルマの技術を鍛えると同時にシリーズを支援。
その活動を支えているのがGAZOO Racingで、トップカテゴリーだけでなく、欧州、北米、タイ、南アフリカ、アルゼンチンなどの現地法人やパートナーと連携したレース参戦、普及活動を展開している。
そのほか、WRCに向けた若手育成、グラスルーツのTGRラリーチャレンジなどなど、手広く手掛けるトヨタは現在世界最強だ!
WRC【9点/10点満点中】
現行規定で争われる最後のWRCとなる2026年は、ヒョンデがワークス活動の縮小、Mスポーツはフォードのセミワークスゆえトヨタ一強状態となっている。
しかし、WRC人気が凋落していないのは、オジエ、エバンス、勝田、ソルベルグ、パヤリの5人がハイレベルな優勝争いを展開して世界中のファンを飽きさせないから。採点が1点減点(9点)となっているのは、ポルトガルでヒョンデが優勝し完全制覇を阻まれたため。
WEC【9点/10点満点中】
WECはGRからトヨタレーシングに移管。TR010HYBRIDの戦闘力は高く、ル・マンでも優勝。内容が非公表のBoPに今後苦しめられるのは確実だが、チャンピオン奪還の可能性は高い。
スーパーGT【9点/10点満点中】
GT500は第4戦終了時点でポイントトップを独走する坪井/山下組を筆頭に上位5台中4台がGRスープラいう圧巻の強さを見せている。第4戦はプレリュードが勝ったが想定内!?
スーパー耐久【9点/10点満点中】
2026年もST-QクラスにGRカローラH2コンセプト、GRヤリスMコンセプトを投入。水素燃焼技術、ミドシップともに進化を続け、マルチパスウェイはスーパー耐久で磨かれている。




















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