国沢ミライースが2026年の締めくくりとしてラリーチャレンジ高岡万葉に参戦。大雨の厳しいコンディションに悩まされながらも75台中43位でフィニッシュ。ラリーの魅力を味わわせてくれたミライースの戦いを改めて振り返ろう。
文:国沢 光宏/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】国沢親方も終始笑いっぱなし!! 楽しすぎる国沢ミライースでのラリチャレ模様をご覧アレ!(7枚)画像ギャラリー一番安いクルマで一からラリー車を作って走る楽しさ
今シーズンのラリー活動はラリーチャレンジ高岡万葉戦で最後になる。ミライースでラリーを始めて2年。その時はミライースDSRのような競技参戦車両のベースモデルが世の中に出てくることなど夢のような話でした。2023年コペンでラリー参戦していたダイハツの相原泰祐さんたちに「ハコ車もあったらいいですね」と言ったらホントにミライースのラリー車を作ってきた。見た瞬間に「買うので作って!」。
黒のミライース、走行3万kmの中古車がベースです。2024年のラリーチャレンジ最終戦の豊田でデビューし、少しずつ改良を加えてきた。といっても高価なパーツは使わず、サスペンションもコペンが30万円相当の別タンク式だったのを、10万円相当のシンプルなタイプに落としている。それでもミライースは軽量かつ軽乗用車で最も重心が低いこともあり、予想以上のリザルトを残していく。
モータースポーツネタは人気が低いと聞くけれど、なぜかミライースのラリー参戦レポートを書くと多くの人に読んでもらえた。ダイハツにも「あんなクルマを作って欲しい」という声が届いていたようだ。皆さんの応援あってミライースDSRというモデルが実現したと言っていい。嬉しいのは100台の限定に対し、4400人もの購入希望者がいたことだ。
ミライースDSRの試乗レポートを取り上げたYouTubeは大人気だという。クルマ好きの見果てぬ夢って「皆さんから評価されるクルマを作ること」。私は自動車メーカーの人間じゃないから諦めていた夢ながら、スタートの段階から関われたことを嬉しく思う。今まで何度か「もはや思い残すことはない!」という経験をしてきたけれど、ミライースDSRが最後でしょうね(笑)。
このクルマに託した夢は「ラリーの入り口を拡げる」である。実際、こんなにお金の掛からないラリー車って世界中探してもありません。クルマさえ手に入れれば、タイヤは全日本ラリーですら1セットで3戦はもつ。ブレーキは1シーズンOK。1ラリー30km前後の地区戦ならクラッシュさえしなければ10戦程度はメインテナンスコストゼロ! オイル交換だけでいい。
一度だけ観客サービスのため調子に乗って無理な状況で強引にサイドブレーキを引いて転倒。助手席側のドア2枚とガラス、ドアミラーなど交換を余儀なくされたものの、中古部品を使うことで10万円少々という修理コストで済んだ。ミライース、バンパーもフェンダーもボンネットも中古パーツなら1万円以下。
たくさん売れているクルマだけあり、中古パーツが安くて大量に流通している。それでいて期待していた以上に良いリザルトを残せている。
全日本ラリー参戦車両で唯一の市販スポーツタイヤ(ヨコハマのネオバ。ミライースとの相性がいい)ながら、本来ならテールエンダーでおかしくないパワーウエイトレシオなのに、選手権の車両を何台か凌ぐ速さを持つ。下り坂比率の多いSSなんかガンガン攻めていける。軽さと車幅を活かしたコーナリング性能が高いんだと思う。









コメント
コメントの使い方