土屋圭市が徹底セッティング!! S660 ModuloX 体感試乗会をレポート


 2018年7月21日(土)に九州は大分県のオートポリスにて開催された「ベストカー×Modulo 体感試乗会」。30名の参加者の皆さんに、土屋圭市氏、小林崇志選手という豪華ゲストを迎えたこのイベント。

 ベストカーでは過去、鈴鹿、岡山で実施してきた名物試乗会だが今回念願の九州上陸を果たした。今回の主役は2018年7月に発売開始となったS660 ModuloX。

 待望のスポーツモデルのModuloXだけにクルマ好きはワイワイしちゃうわけです。そんなS660 ModuloXをはじめ、Moduloを体感してもらおうというのがこのイベントです。

 参加者の忖度なしのコメントも含め、お伝えしよう。

文:ベストカーWeb編集部/写真:西尾タクト


■ディーラでは試乗できない!! ModuloXを体感せよ

 S660 ModuloX。ホンダアクセスの妥協を知らない開発陣と、同じく徹底した「走り」を追求するModulo開発アドバイザー土屋圭市氏が開発に参加。そんなクルマが悪いわけない、と参加者もみんな理解しつつイベントに参加してくれた。

 しかしである。ベースのS660αが218万5920円に対し、S660 Moduloxは285万120円。価格差は実に66万4200円である。排気量もパワーも同じ。そうなると「この価格差に見合うのか?」というのが参加者が思うところ。

S660 ModuloX(左)と標準車を乗り比べられるチャンスは少ない。今回は参加人数が限定だったが、今後も試乗会のチャンスを広げていきたいです

 実際に参加した30代の男性は「いいクルマなのはわかるんですけど、軽自動車で70万円近い差額となるとなかなか迷いますよね。そうなると試乗するしかないので今回の機会はありがたいです」とのこと。

 イベントはゲストの土屋圭市氏、小林崇志選手、そして開発陣の挨拶もそこそこにさっそく試乗会が始まった。AグループはS660 ModuloXとS660標準車、そしてS660 Modulo仕様との比較試乗。

おなじみ土屋圭市氏(右)と小林崇志選手。小林選手はS660オーナーだ

 BグループはフリードModuloX、ステップワゴンModuloX、ジェイドとヴェゼルのModuloサスペンション装着車の試乗だ。午前と午後は入れ替えになる。

 会場となる大分県のオートポリスはスーパーGTなども行われる九州随一のレーシングコースで、そのなかにある「レイクサイドコース」が今回の試乗会の会場となった。

 路面も適度に荒れていて、さまざまな曲率のコーナーがあり、まさに試乗会場としては最適な場所でもある。

■「たったの66万円差。それくらいの価値がある」

 まず最初はS660の標準車へ試乗する。今回S660に初めて乗ったという参加者も多く、その軽自動車らしからぬスタビリティと走りの気持ちよさを実感した人も多かった。

 しかしS660 ModuloXに乗ると参加者のコメントに変化が表れる。

・「ModuloXはぜんぜんピョンピョンと跳ねないんです。表現が下手かもしれないけど、曲がるときに沈み込む感じがして安心感があります」

・「S660オーナーですが我々がチューニングして、これだけの落ち着き感を出すのは絶対無理です。メーカーが全力出すとこうなるのか、って思いました」

ご覧のとおりコースには継ぎ目などもあり決して平たんではない。しかしModuloXのよく粘るアシが安心感をもたらせてくれる

・「今回初めてS660に乗って、普通のS660でも刺激が強くてどうしようかと心配していました(笑)。そうしたらModuloXのほうが怖くないのに楽しいんです。不思議です」

・「乗ればたった66万円の差、そう言えると思います。アフターパーツであれこれ買って、工賃入れて、なんてしてたらすぐに50万円くらいかかっちゃう。それなら土屋さんのセッティングを買うと思えば安いですよ」

 参加者からのフィードバックで多かったのが「安心感」という言葉。S660の標準車はとにかくピョンピョンと跳ねる印象が多いのに比べ、ModuloXはグググっと粘るという印象をもらった。

 ドリキンは「しっとり感を稼ぐにはサスペンションストロークをいかに稼ぐかが大切。そこはすごくたくさん試しました」とのこと。

 レイクサイドコースの荒れた路面をいとも簡単に”いなす”のがModuloXの足回り。そして中速域から効いてくる空力の処理も大きい。

空力をしっかり意識したフロントエンドを熱弁するS660 ModuloXの開発責任者の松岡靖和氏

「見えないところにこだわっています。フロントの底面にも空力的な処理をしていて、クルマの下を通る空気を整えています。これが”吸い付く”感じに貢献しています」とはS660 ModuloXのLPL(開発責任者)の松岡氏。

 参加者もこだわり満載のS660 ModuloXを実感できたようだ。

次ページは : ■「シーンを選ばないModuloの安心感」

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