■24時間先のゴールを目指しレーススタート
27日の15時にレーススタート! ここから長い長いレースの始まりです。元々の戦略では7時間弱乗る予定。開幕戦鈴鹿に続いてレーススタートからライバル車であるフェアレディZがかなり速く、どんどん引き離される展開。
それでも重要なのはやっぱり24時間先にゴールなので、惑わされることなく労わりながら走行を続けます。縁石に乗らないこと! エンジンを上まで回さないこと!
最初のスティントは20時から。チームメイトの睡眠時間を確保することからもここで2スティント連続で走りました。1スティントは約1時間20分。なのでいきなり2時間40分を走り切りました。
この時点ではクラス4位で、1位とは1分ほど引き離されてる状況。23時前に自分のスティントを終えて、次のドライバーさんに交代しました。
次のスティントは4時を予定してましたが、直前に大きなクラッシュがあったのでピットもドタバタ…… こういったタイミングはタイム差をひっくり返すチャンスでもあるので、予定より少し早い3時半くらいにドライバーチェンジ。
僕のスティントがやってきました。ここも2スティント2時間40分を予定してましたが、事故が大きく赤旗中断となりました。
5時に再開のアナウンスがありそこから2スティント乗り次のドライバーへ。この時点では2位までポジションを戻していました。
■作戦が功を奏し残り50分でクラス1位に
明け方にも乗りました。この時点で1位とは3ラップ差と絶望的な状況。もし大きなクラッシュが発生してSCやFCYが導入されても逆転は厳しい状況に。
この3ラップは縮まらないまま残り3時間、2時間…… と経過して行きます。もう流石に無理と諦めかけた時でした! 残り時間50分のところで1位のフェアレディZがトラブルでストップ。ここで逆転し24時間レースを優勝することができました!
本当に嬉しかったし、練習から続けていた「遅くてもゴールまで持っていく」作戦が功を奏し、24時間レース優勝を果たせました!
もちろんしっかりとした睡眠時間を取れなかりったり、連続3時間弱の運転があったりと大変なレースではありましたが、ドライバーのためおそらく24時間以上起きてサポートしてくれたメカニックさん、マネージャーさん、その他大勢スタッフさんに感謝したいと思います。
次戦は九州オートポリス。この波に乗ってシリーズチャンピオンを取りに行きたいと思いますので24歳、「尾崎俊介」の応援を引き続きよろしくお願いします!
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コメント
コメントの使い方おめでとうございます!!
最後まで諦めなかった、絶対に順位落とさず走り切る、それが繋いだチームの勝利だと思います。
耐久レースは、時間いっぱい走り切らないと意味がない。それが最も難しく、出来なければ敗者。ですから価値がある優勝です。それも一番過酷な24hですからね