悔しいぃぃぃ!! フェラーリ58年ぶりの快挙おめでとう……ル・マン24時間トヨタは惜しくも2位に沈む

悔しいぃぃぃ!! フェラーリ58年ぶりの快挙おめでとう……ル・マン24時間トヨタは惜しくも2位に沈む

 100周年記念大会を迎えた2023年のル・マン24時間レース。トヨタは7号車が追突されるアクシデントでリタイアとなり、8号車に勝利が託された。フェラーリとの一騎打ちはいかに……。

文:ベストカーWeb編集部/写真:GAZOO RACING、Ferrari

■薄氷を踏む戦いが繰り広げられる

フェラーリとの駆け引きが続いた今大会。BOPも含めて悔しい……
フェラーリとの駆け引きが続いた今大会。BOPも含めて悔しい……

 レース開始後11時間以降はフェラーリ51号車とトヨタ8号車の一騎打ちが繰り広げられた。予選のパフォーマンスに注力されていたが、ここまで耐久性が高く壊れないレース展開を繰り広げるとは予想外だった人も多いはず。

 残り3時間25分。2位につけたトヨタ8号車のハートレーとフェラーリ51号車とはまさに1/1000秒の争い。セクタートップを出し合う激しいバトルが続く。ハートレーはタイヤ交換をして4スティント目に突入する激走ぶり!!

 そこから自己ベストを更新してグイグイと51号車との間合いを詰める。タイムが振るわなかったセクター3でタイムを刻んだのはまさに意地だろう。

■平川亮がクラッシュも懸命に走る

8号車はデブリを踏むなど運にも恵まれなかったが、これもまたル・マンなのだ
8号車はデブリを踏むなど運にも恵まれなかったが、これもまたル・マンなのだ

 残り1時間55分に51号車との間合いを10秒まで詰めたトヨタ8号車はハートレーから平川亮にドライバー交代。1周遅れて51号車がピットインするもここでの逆転はならず、16秒のギャップで平川が追撃を続ける。

 残り1時間45分で平川がアルナージュでクラッシュ。リアブレーキがロックしたように見えたが、左に巻くようにスピンしフロント、リアセクションともに損傷を負ってしまう。

 ピットレーン上での作業を続けすぐに復帰するも3分以上のギャップを51号車に築かれた。51号車のジョビナッツィが残り1時間7分でピットインしてドライバー交代。

 残り1時間を切ったところでトヨタ8号車が燃料補給のみのピットイン。3分5秒差で追撃を開始するも、後続にはフェラーリの僚機である50号車が迫る。ラップダウンのため順位には影響しないが、抜かされてしまえば51号車を逃すために何かしらのモーションがあるかもしれない。

 激走の平川は50号車を振り切り1位を走る51号車を追う。残り24分で51号車がピットイン。最後の燃料補給を実施し、再スタート寸前で電源が入らないトラブルでタイムロス。平川がぎりっぎりの走りで53秒差までギャップを詰める。

次ページは : ■フェラーリが58年ぶりの快挙達成

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