■フェラーリが58年ぶりの快挙達成
残り5分を切り1分35秒のギャップまで8号車は追い上げたがそのまま51号車が逃げ切った。1965年以来、フェラーリが58年ぶりの優勝を飾った。やや政治的な香りのする性能調整(BOP)の問題もあったがフェラーリとて24kgのウェイト増を強いられたのは変わらない。
もちろんトヨタの37kgに比べると軽いBOPだが、それでも58年ぶりに総合優勝を果たしたフェラーリには大きな拍手を送りたい。単なる運でもなく、軽いウェイトだけでもなく、やはり彼らには実力があったのに違いない。ちょっとしたラッキーで勝たせてくれるほどル・マンは簡単なものではないからだ。
2024年、そして水素時代に向けてトヨタのリベンジに期待しよう。そして2024年のル・マンの前に2023年WEC富士での優勝を見せてほしい!!
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コメント
コメントの使い方トヨタが不利になるような意図的なものを感じました
「どちらが勝ってもおかいくないレースだった」から余計悔しいでしょうね。
運悪い黄旗による無駄ピット・似ているようで5割5分も差のあるBoP・クラッシュのどれか一つでも無ければ、81秒という24時間に対して1万分の一に満たない差は覆っていたかもしれない。
何よりトヨタにとってはここで勝つために8年間もルマン続けてきたようなものでしょうから、その悔しさは我々には想像を絶します。
Ferarriは全般に上手かった。全戦同じ車両で戦わなければならないトヨタと違い高速サーキット専用チューン。だからタイムで圧倒的に速いのにハンデはトヨタより13kgも少ない。
しかしそれほどの逆境すら覆してくる8号車に対して、戦略的に対応した。後半プッシュ誘い続けたからこそ全開の中でのクラッシュが起こった。それでも最後は80秒の僅差。作戦勝ちだった