ラリー北海道で名物ラリースト「コクミ」がスイーパー体験&これがラリーの醍醐味

ラリー北海道で名物ラリースト「コクミ」がスイーパー体験&これがラリーの醍醐味

 2023年9月7日~10日の日程で、ラリー北海道が開催された(今年はFIAインターナショナルラリーと全日本ラリー選手権(第7戦)の共催)。国内で開催されるラリーの中では11月16(木)〜19日(日)に愛知県、岐阜県で開催される「ラリージャパン」に次ぐ規模で、今回も大変盛り上がった。本稿では古い『ベストカー』読者にはお馴染みのラリー&ダートラ界の名物ドライバー「コクミ」こと小出久美子さんに、現地よりレポートを送ってもらった。

文/小出久美子、写真/小出久美子、ラリー北海道

■今年は「スイーパー」で参加

 今年も「ラリー北海道」の季節がやってまいりました。

 ラリー北海道インタークラスへの初参戦から16年目の今年、うっかりダートラマシンのメンテ費がかさんでしまったため、今回はラリー北海道参戦に向けてのマシンメンテ等を諦めまして、オフィシャルとしてランエボで「スイーパー」を務めさせていただくことになりました(すみません…)。
(※編集部注「スイーパー」/競技車両がすべてSSを通過したあとで、大会主催者を乗せてコース確認のため最後に走る車両のこと。スイーパーが通り過ぎると道路封鎖が解除される)

 先日の地方選手権ラリーで「ゼロカー」をさせていただき、準備をしていて良かったです。

ボディサイトに「ベストカー」のステッカーが貼られたランエボが目印。読者の皆さま、ラリー会場で見かけたらお声がけください
ボディサイトに「ベストカー」のステッカーが貼られたランエボが目印。読者の皆さま、ラリー会場で見かけたらお声がけください

 ラリー北海道の大会スポンサーであるWURTH様ブースで「ベストカー」のステッカーを貼った新車のランエボIX MR(ラリー仕様)を展示してきただき、今年も大人気で、たくさんのお客さんにドライバーズシートへ座ってもらいました。

 また、今年は、ヤリスラリー2のラトバラ選手が注目の的。デイ1スタート前にも関わらず写真を撮らせていただきました。ありがとうヤリ=マティ。

ヤリ=マティ・ラトバラ選手はWRC最多出走記録(209戦)の保持者であり、2021年からトヨタGAZOO Racing WRTの代表を務める(現職)。正真正銘の「レジェンド」
ヤリ=マティ・ラトバラ選手はWRC最多出走記録(209戦)の保持者であり、2021年からトヨタGAZOO Racing WRTの代表を務める(現職)。正真正銘の「レジェンド」
全日本選手権第7戦ラリー北海道、総合成績で見事1位だったヤリ=マティ・ラトバラ選手、さすがです
全日本選手権第7戦ラリー北海道、総合成績で見事1位だったヤリ=マティ・ラトバラ選手、さすがです

 いっぽう陸別ではヤリスWRカーでのデモランをモリゾウ様とカンクネン様が実施し、ギャラリーは大興奮。そのカンクネン様を陸別レッキの時に偶然見かけてお願いしたところ、こころよく2ショット写真を撮らせていただきました。嬉しかったです。ありがとうユハ。

こちらも「レジェンド」、WRCの年間ドライバーズタイトル4回獲得のユハ・マッティ・ペレルヴォ・カンクネン氏。コクミさん、ものおじせず誰にでもグイグイいきます。うらやましい
こちらも「レジェンド」、WRCの年間ドライバーズタイトル4回獲得のユハ・マッティ・ペレルヴォ・カンクネン氏。コクミさん、ものおじせず誰にでもグイグイいきます。うらやましい

 陸別レッキでは綺麗な空の下、「救急搬送を断らない病院」としてテレビに何度も出ていた川越救急クリニックの医院長・上原淳選手に会いました。わたくしコクミたちと同じシャフトモータースポーツでマシンメンテをお願いしている上原淳先生、クラス4位おつかれさまでした。

写真真ん中に写る赤い髪の紳士が上原先生。ど派手
写真真ん中に写る赤い髪の紳士が上原先生。ど派手

 ダートラからラリーに転向して絶好調のチャンピオン山本裕太選手も「クラス優勝」を達成。ありがとう裕太君。

 レッキの時はクールなコバライネン選手とも2ショットを撮らせていただきました。こういう、トップ選手と気軽に交流でき、次第に友人や仲間が広がってゆくのもラリーの醍醐味ですね。「ベストカー」ではお馴染みの、タケちゃんマン(竹平素信氏)も作業中に写真をパチリ。ありがとうございます。

タケちゃんマンこと竹平素信氏。お元気そうで何よりです。「現場」がよく似合う
タケちゃんマンこと竹平素信氏。お元気そうで何よりです。「現場」がよく似合う

 ご近所にお引っ越しされた清水和夫先生、写真ありがとうございました。

 デイ1「ヤムワッカ」で残念ながらレグ離脱となったインターラリーのお仲間、眼科ドクターの伊藤悟先生、来年はラリーご一緒させていただきますね。

 ゼッケン119最終号車、小出辰彦選手、コクミが「広島のミシェル・ムートン」と呼ばれていた頃をご存じの大切な同名ドライバーで、なんとマシンはご自分で製作されたとのこと。多くの選手がラリーショップでマシン製作、メンテをお願いしているなかで、貴重な存在です。

 大切な友人がたくさん出走している「ラリー北海道」、来年こそは選手としてエントリーすると強く決心しました。

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