ラリージャパンを5位で終えた勝田貴元選手。1週間たっても悔しさが消えないと語るが、今季はどんなシーズンだったのだろうか? そして来季の目標は? 勝田貴元選手に直接聞くことができた
文:ベストカーWeb編集部 写真:TOYOTA GAZOO Racing、Red Bull
■ペットボトルを持つファンの姿に奮い立った
「いつもは気持ちを切り替えられますが、今回は1週間たってもモヤモヤが消えません」。
インタビューの冒頭、勝田貴元選手はそう語った。
SS2でのクラッシュで31位まで順位を落としながら、10のSSでトップタイムをたたき出し、世界中に「タカは速い!」とアピールすることができたものの、結果は思ったものではなかった。
それでもSS2のクラッシュの後、ラジエターは損傷し、水を入れるシーンを国際映像で見た何人ものファンが、大きなペットボトルを持って沿道から「水ならあるよ!」と応援してくれる姿を見て「走り切るだけじゃなく、何かを見せたいと思った」と勝田選手は教えてくれた。
もちろんファンの水を使うことはルール上許されないが、その気持ちが勝田選手を奮い立たせ、その後の鬼気迫る走りが生まれたのだ。
リエゾンと呼ばれる移動区間のあるラリーならではのいい話じゃないか!
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