新型デリカD:5ファンの洗礼をクリア 顔より中身の進化に驚いた!!

新型デリカD:5ファンの洗礼をクリア 顔より中身の進化に驚いた!!

三菱自動車は、2019年1月19日(土)、デリカオーナー及びファン向けイベント「デリカファンミーティング@袖ヶ浦」を、袖ヶ浦フォレストレースウェイ(千葉県袖ケ浦市)にて開催した。

新型デリカD:5といえば2019年2月下旬にビッグマイナーチェンジを実施予定で(デザインは公開済みでジャーナリスト向け試乗会も実施済み)、そのド派手なフロントマスクが話題になったモデル。

今回「デリカファン」が集まる場所に展示されたことによって、ある意味もっとも厳しい視線に晒されることになるが……どうやらファンには大歓迎だったもよう。

以下、その様子をレポートします。

文&写真:大音安弘


■応募者殺到で2日間にわけて開催

今回の「デリカファンミーティング」イベントは、大幅改良を受けた新型デリカD:5の展示や同乗試乗体験などを通して、ファンに新型の魅力を存分に味わってもらおうというもの。

新型デリカの同乗走行会も実施。今回6AT→8AT化されたことで静粛性や初期トルクなど、走行性能も大きく進化

関西と関東の2会場で実施され、1回目となる大阪府泉大津市では1314人が参加。2回目となる千葉県の袖ヶ浦でも1172名のファンが集まった。

あまりの反響の多さから、袖ケ浦会場では急遽、翌日となる20日(日)に、同乗試乗と展示車確認のみに絞った臨時イベントを開催したほど。

日曜日にも400名が集まったというから、新型への注目度の高さを感じさせる。

そんな熱心な来場者は、やはり歴代デリカのオーナーが中心。駐車場にずらりと並んだ歴代デリカを見て回ると、最も多いのは現行型だが、3代目のスターワゴンや4代目スペースギアも少なくない。その中には、世界的にも稀有なクロカンミニバンらしくハイリフト化されたオフロード仕様ものが散見された。

駐車場もずらりと歴代デリカが並んで壮観だったファンイベント。三菱はコアなファンを大事にすることで有名

メイン会場となるパドックエリアには、新型デリカD:5(2019年2月にビッグマイナーチェンジして正式発表)を11台も展示(11台!!)。標準車に加え、新たなドレスアップ仕様となる「アーバンギア」も用意された。

単に多くのクルマを揃えただけでなく、カラーラインアップをその目で全色を確かめられるようになっていたのも、ファンに向けてのおもてなしのひとつなのだろう。

展示車には、説明員として開発メンバーを配置しており、参加者たちは新型の気になる点などデリカに関する質問を自由に行うことができ、あちこちで開発者とファンによる交流が図られていた。

またトークショーでは、新型デリカD:5開発チームからキーマンとなる3名が参加。商品企画担当の鴛海尚弥氏、デザイン担当の松延浩昭氏、そして、開発ドライバーでもあるラリードライバーの増岡浩氏がそれぞれの視点で新型の特徴や魅力を紹介した。

11台も持ち込まれた新型デリカD:5。発売前の新型車が一般ファンの前にこれだけ並ぶのは異例。詰めかけたファンも大満足だった

そんなD:5のエキスパートたちから新型車の魅力を聞けば、誰でも乗ってみたくなるのは当然のこと。

このためサーキットコースと4WD登坂キットによる特設コースで行われたふたつの同乗体験は、大盛況。

サーキット同乗では、ほぼ全面的に刷新されたクリーンディーゼルエンジンと多段化ATの組み合わせによる優れた加速と静粛性の高い走りを堪能。

そして、最大45度の登坂キットを含む疑似オフロード走行体験では、ミニバンでありながら、本格クロカンのパジェロ譲りの高い走破性能を体験できた。

筆者も、4WD登坂キットによる特設コースの同乗走行に参加したが、限られた時間内でも新エンジンの静粛性の高さや段差を乗り越えても快適な乗り心地の良さなど新型の魅力は、十分に理解することが出来た。

三菱自動車は、今後も販売店での先行展示や商業施設での4WD登坂キット体験イベントなどを通じて、発売を目前に控えた新型デリカD:5の魅力を訴求していくとのこと。

1969年に登場した初代デリカ。今年は誕生50周年にあたる。愛らしいスタイルで長く愛されたモデル。こののち、デリカスターワゴン→デリカスペースギア→デリカD:5という変遷をたどる

このほか会場には、貴重な初代デリカカーゴを展示。

その愛らしいスタイルは、老若男女問わずメロメロに……。多くのファンが初代デリカとの記念撮影を楽しんでいた。

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