【第2世代e-POWERの口火を切って登場】注目の新型ノートは2020年中!?

ライバルにないスライドドアを新規採用

 新型ノートはe-POWERの進化が目玉ではあるが、コンパクトカーとして使い勝手をさらに高めて登場するのも見逃せないポイントとなる。

 エクステリアデザインは現在の日産のファミリーフェイスであるVモーショングリルを取り入れたもので同じだが、より大型化され、シャープな形状のヘッドランプとの組み合わせで新しさを演出している。

新型ノートは大型化されたVモーショングリル、シャープなヘッドライトでイメージ刷新。スライドドアの新規採用が最大のセールスポイントとなる

 新型に与えられる一番のセールスポイントはスライドドアの新規採用で、リアシートの乗降性の利便性を高めている。スライドドアの採用により開口部が広くなるだけでなく、サイドシルの高さも低くすることができバリアフリーという点でも大きな魅力となるはずだ。

 ボディサイズは全長4150×全高1695×全高1500mmと予想。現行ノートが全長4100×全高1695×全高1520mmだから、基本的にサイズは同じと見ていいだろう。

 ホイールベースも2600mmで同じだが、新型ではラゲッジの容量が拡大されるという。

新型ノートのボディサイズは現行と同じながら、室内スペースの拡大、ラゲッジの容量アップが図られ、快適性と実用性を追求(写真は現行ノート)

 新型ノートはe-POWERという飛び道具でさらに魅力を高め、コンパクトカーとして質実剛健なまでの快適性、使い勝手を追求してくる。

 プロポーションもスライドドアの採用により、ごく一般的にな2ボックスコンパクトカーである現行ノートに対し、ワンモーションフォルムが強調されたものになりかなり新鮮。

プロパイロット2.0は搭載される?

 安全装備の充実は今や新型車では当たり前で、日産が推進するプロパイロットも搭載される。スカイラインに搭載されたプロパイロット2.0のノートへの搭載が期待されるところだ。

 しかし、このプロパイロット2.0はどんなクルマにも拡大採用できるシロモノではない。スカイラインに搭載できたのは、ダイレクトアダプティブステアリングがあったから。

 ダイレクトアダプティブステアリングは、ステアリングが機械的にステアリングユニットから切り離されていて緻密に制御できるが、ノートクラスのコンパクトカーにこのシステムを搭載するのはコスト的に難しいため、新型ノートにプロパイロット2.0の搭載は難しいだろう。

残念ながらスカイラインのプロパイロット2.0が新型ノートに搭載される可能性は低いが、最新バージョンのプロパイロットが搭載される(写真はセレナ)

 しかし、プロパイロット自体は日々進化し、その進化バージョンが新型ノートに搭載されるため、安全面での安心感は大きい。

 価格はe-POWERの進化、スライドドアの新規採用はあるが、ライバルに対する競争力を失わないためにも現行モデルからの据え置きとなるはずだ。

 ガソリンモデルが150万~190万円、e-POWERモデルが190万~250万円程度となると予想。

 なお、現行モデルでも人気の高いNISMO、オーテックの両モデルについての情報は現状では入ってきていないが、新型にも設定されるというのが有力だ。

現行ノートで人気の高い走行性能を高めたNISMO、プレミアム性を高めたオーテックともに新型にも設定されるはず

【画像ギャラリー】ノートから始まる日産の第2世代e-POWER搭載車のデビュー予想

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