米国版のスバル フォレスター、クロストレックなどに設定されるワイルドなスペシャルバージョン「ウィルダネス」シリーズ。日本とは無縁だと思っていたこのガチなオフローダーが、2026年後半にいよいよ日本にも登場するという!!
※本稿は2025年5月のものです
文:ベストカー編集部/写真:スバル
初出:『ベストカー』2025年6月26日号
スバルの米国専用モデル「ウィルダネス」シリーズ
「ウィルダネス」というモデルをご存知だろうか? スバルが2021年に先代アウトバックから始めた米国専用モデルで、「ウィルダネス=荒野」という名のとおり、ワイルドに仕上げたスペシャルバージョンである。
これまで先代アウトバック、クロストレック、先代フォレスターのほか、直近では新型アウトバック(日本未発売)、新型フォレスターにも設定。新型フォレスターの発売、納車はこれからだが、すでに発表はされている。
大型ブラック塗装の樹脂バンパーやオーバーフェンダー、撥水機能素材の内装パーツなどで雰囲気をそれらしくしているだけでなく、最低地上高やアプローチ、デパーチャー、ランプブレークオーバーの3アングルもノーマルより向上させ、より本格的に仕上げているのが特長。
スバルらしくガチな仕様で、「ウィルダネス」はスバルの本物のオフローダーに与えられる称号になっているのだ。
そんな好事家にはたまらないウィルダネスだが、これまで日本市場には導入されず。日本ではスバルにオフローダーのイメージがないからか、あるいはそもそも本格的なオフローダーの需要が少ないからか、いずれにせよ日本人には縁のない米国専用モデルだったのだ。
「日本仕様ウィルダネス」は2026年後半登場!?
しかし、山は動いた。いや、正確にはこれから動く。ついにウィルダネスが日本でも販売されることが決まったという情報が入ってきたのである。
車種はクロストレックと新型フォレスター。ここに掲載しているのはすべてウィルダネス米国仕様の実車の写真で、日本仕様も、ほぼこのままの姿を踏襲するだろう。
クロストレック、新型フォレスターともにウィルダネス米国仕様の最低地上高は実に236mm。ベース車はクロストレックが200mm、新型フォレスターが220mmだから相当上げられていることになる。
日本仕様のウィルダネスはパーツ販売で対応するとの情報なので、最低地上高アップまで踏み込むかは現時点では不明だが、ベストカー的にはこのワイルドで力強い外観を完全に再現するためにも、ぜひやってほしいと希望する。
登場は2026年後半との情報で、具体的には9月から10月頃が有力。パワーユニットは北米仕様には2.5Lガソリンが存在するが、日本仕様はベース車両のものから不変。クロストレックは2LのマイルドHVと2.5LのストロングHV、フォレスターは1.8Lの直噴ターボと2.5LストロングHVだ。
いずれも充分な動力性能を持つパワーユニットだけにウィルダネスの外観にふさわしい走りを見せることは確実。期待したい。


























コメント
コメントの使い方北米向けにしか新しいの出さそうにないしいっその事クソデカピックアップトラック作って6気筒で売れ
国内販売の予定!?ほんとですか!!
実はスバルのラインナップに足りていないのが、この「本格オフローダー」なんです。
昔からのイメージのお陰でもってますが、流石に厳しくなってきた今こそ、日本にガチのオフローダー設定が欲しい。