いよいよ2月14日発売。ホンダの旗艦「新型フィット」のデビューで、人気SUV「ヴェゼル」など派生モデルの新型も、発売に向けた動きが加速!!
ホンダは、人気コンパクトカーのフィットをモデルチェンジして2020年2月14日に発売。新型はハイブリッドの刷新を始め大幅に進化し、2008年以来となる販売台数No.1奪還を目指す。
そうなると気になるのはフィットをベースとする“派生モデル”の動きだ。過去を振り返ると、2013年9月のフィット発売から約3か月後の同年12月に、早くもヴェゼルが発売。
さらに、グレイスは2014年12月、シャトルは2015年5月に、それぞれ発売されている。
ホンダ渾身の“新型フィットファミリー”は、いつ新型へと刷新されるのか? 現時点での最新情報を、販売現場に詳しい遠藤徹氏が解説する。
文:遠藤徹
写真/CG:ベストカー編集部、HONDA
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新型ヴェゼルは2021年明けの登場を販売店に通達!
ホンダがこのほど傘下ホンダカーズ店に伝えた2020年度(2020年4月~2021年3月)の主な新型車の投入内容は、2020年秋に軽自動車「N-ONE」のフルモデルチェンジはじめ、同じころN-BOXとオデッセイのビッグマイナーチェンジ、2021年初めにヴェゼルのフルモデルチェンジとなっている。
したがってヴェゼルの次世代モデルは確実に存在するといえる。グレイス、シャトルも然りであり、各モデルの世代交代はグレイスが2021年7月、シャトルは2022年5月あたりになると思われる。
ヴェゼルの現行モデル登場は、2013年12月19日だったから約7年ぶりの世代交代となる。
新型フィットのファミリーモデルであるから、プラットフォーム、エンジンなど基本コンポーネントはかなり流用部分が多い。
現行モデルの人気が高いので、全体的な仕立てはキープコンセプトで進化させる。直線と曲面を融合させたクーペテイストのボディシェルデザインは引き継がれる見込み。
フロントマスクは、横長6角タイプのグリルの上部にメッキ板を走らせ、異形2灯式ヘッドランプを配したデザインはCR-Vを想わせる顔立ちとなりそう。
現行シリーズのボディサイズは全長が4340mm、全幅1790mm、全高1605mm。新型は全高をやや引き下げ、ライバル他車のように1600mmを切るレイアウトで仕立てるはず。最低地上高の185mmはラフロードでの走破性の良さを配慮し継承される。
パワーユニットは1.5L・NAガソリン、同ハイブリッド、同ターボを搭載する。ハイブリッドは、当然のことながら新型フィットのように従来の1モーター&2クラッチ方式から2モーター方式に切り替えられる。
これによって低燃費&高性能の両立をさらに高次元での両立へ進化させる。現行ヴェゼルは2WDと4WDをラインアップさせているが、実際の販売構成比は2WDが70%と高率となっている。
次期型では4WD比率のアップとシリーズトータルの販売台数を引き上げ、同クラスコンパクトカーのトップセラーを確固たるものにしたい願いがある。このため別バージョンとしてワイルド感のある4WD中心モデルの設定で対応する可能性がある。
こちらは全高を1700mm近辺に引き上げ、室内の居住空間を広くとり、オーソドックスなエクステリアデザインだが、よりレジャービークル志向を強めた仕立てとする。
パワーユニットは標準バージョンと同じだが、1.5Lターボ比率を高めることを目指すものと思われる。
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