グレイス&シャトルも新型フィットベースで大幅進化!!
次期型グレイス&シャトルは、新型フィットの4ドアセダン&ステーションワゴンバージョンであり、プラットフォーム、パワーユニット、駆動系、トランスミッション、足回りなどが多くを共用している。
ボディパネルは4枚ドアも同じと考えてよい。ただ、ホイールベースはフィットとシャトルは共通だが、グレイスは3ボックスレイアウトでトランクルームぶん長くなり、ほとんどヴェゼルに近い寸法となっている。
パワーユニットはシャトル、グレイスとも共通で、1.5L・NAガソリンはCVT、1.5Lハイブリッドは電気式無段変速機との組み合わせとなる。新型フィットは1.3L・NAガソリンと1.5Lの2モーターガソリンであり、次期型でもNAは改良型の1.5Lガソリンエンジンが搭載される可能性が強い。
新型でフィットシャトルの車名復活も!?
シャトルはフィットとの共通パーツが多く、前モデルでは「フィットシャトル」のネーミングでフィットシリーズの一員の時代もあった。シャトルとして独立したのはフィットがリコール問題でブランドパワーを一時落としたという経緯があった。
新世代モデルでは商品力やイメージを回復させているので、復帰の可能性もある。
新型フィットの人気は高いが、ライバルの「トヨタ ヤリス」も強力で今後登録車の車名別ランキングでトップ奪還が難しくなる可能性もある。こうなるとシャトルはまたフィットシリーズに復帰して戦略アップを目指すことも考えられる。
【証言:首都圏ホンダカーズ営業担当者】
フィットファミリーは、(派生モデルである)あとの3車種とも2022年あたりまでフルモデルチェンジして世代交代すると予想している。
ヴェゼルはSUV市場がまだまだ拡大基調にあるので、次期型への期待は大きい。
レジャービークル的なコンセプトも盛り込まれており、用品の装着率が高いので、車両本体プラスアルファの収益も販売店にとっては助かる面がある。安全パッケージの「ホンダセンシング」もさらに進化したデバイスが装備されるはずである。
シャトルは数少なくなったステーションワゴンのトップセラーを狙える人気モデルであるから、次期型はさらに期待をもっている。
グレイスはセダン市場が低迷する中で、ホンダでは最も販売台数が多く見込めるモデルだから、次期型は引き続き存続させる方向で開発を進めている。
フィットファミリーの有力な目玉のひとつは、1.5Lハイブリッドの2モーター化である。販売台数を伸ばすことでコストダウンによるリーズナブルな価格設定が可能になるはずである。
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