【次期型発表は2021年夏!!】 最強SUV 新型ランクル300最新情報入手

 これまでランドクルーザーのフルモデルチェンジ(次期型ランドクルーザー300の発表)は、「今年(2020年)夏頃」という情報が入っていた。これは一昨年頃から販売店幹部にもたらされていた情報で、一部有力顧客にもそのようにアナウンスされていたそう。しかし今年に入ってから販売店幹部に取材を重ねていった結果、最新の有力情報では「新型ランドクルーザーの発売は、2021年夏頃」だとわかった。

 以下、本企画のために改めて集めた情報をすべてお伝えしたい。

【ランドクルーザー200(現行型)のスケジュール】
2007年9月 先代型(100)からフルモデルチェンジして発表発売
2009年4月 一部改良
2010年7月 一部改良
2011年12月 マイナーチェンジ フロント周り一部デザイン変更
2013年1月 一部改良
2013年8月 一部仕様変更
2015年8月 マイナーチェンジ 前後デザイン変更
2017年7月 一部改良
2018年8月 一部仕様変更(公式アナウンスなし)

■【画像ギャラリー】……世界のSUVファンを魅了し砂漠でも活躍するランクル200の雄姿

文:遠藤徹 写真:TOYOTA、ベストカー編集部

■ランクル200は今年5月に小変更を実施

 現行モデルのランドクルーザー200は今年(2020年)5月上旬にも仕様変更する。

 今回は燃費の測定方法を従来のJC08モードから、WLTCモードに切り替える。この他の部分はほとんど変更ないと思われる。WLTCモードに切り替えるだけといっても、メーカーにとっては新たなモードにするために綿密な測定のし直し作業をするわけだから、かなりの手間暇がかかる。
(ランドクルーザー200の前回の改良は2017年7月の一部改良、2018年4月の安全装備変更)

2015年8月時点でフロントマスクを改良した現行型ランドクルーザー200。トヨタブランドで最高峰のSUV

 改良モデルは3月末にも車両本体価格、オプション&付属品の価格を決め、4月上旬から見積書の事前作成が可能になる見込みで、これが実質的な発売開始となりそう。正式な発売スタートは5月中旬頃になる。生産立ち上がりは6月初めを予定している。

 これを受けて、全国の販売店では(従来モデルの)新規の販売受付を絞っている。販売台数は3月中旬現在、全国で30台程度と極端に減少中なこともあり(2020年1月のランドクルーザー200の月販台数は170台)、現時点で購入を考えている方は、改良モデルを待ったほうがお勧めといえるだろう。仕様変更といってもモデルそのものは古いので、車両本体から25万円引き程度からの購入交渉の立ち上がりとなるはず。

 次期型である「ランドクルーザー300」(仮称)は現行200の現行モデルの登場が2007年9月18日であったから、実に14年ぶりのフルモデルチェンジとなる。

ベストカー編集部による、次期型ランドクルーザー(300)の予想CG

 次期型は(外観デザインは)あくまでキープコンセプトでの世代交代だが、中身はガラリと変える。国際的に信頼度の高いラダーフレーム構造は引き継ぐものの、トヨタの新しいクルマ作りの考え方である「TNGA」によるプラットフォームを採用。ボディシェルは直線と曲面を融合させたSUVデザインで仕立てる。

 フロントマスクはトヨタの最近の大型グリルではなく、従来モデルのオーソドックスな横長小型グリル枠に横線基調とさらに小さめの横長アンダーグリルをバンパーに埋め込み、両側に配置したヘッドランプも横長のグラスケースに3眼LEDヘッドライトのデザインでまとめている。

 歴代ランドクルーザーのワイルド感よりもかなりシンプルで落ち着いた佇まいといえる。

次期型ランドクルーザー(300)のリアスタイル予想CG。全体的にキープコンセプト

 ボディサイズは現行モデルの全長4950mm、全幅1980mm、全高1870mm、ホイールベース2850mm、トレッド1635~1650mmに大幅な変更はない。あるとすれば全高が若干低くなるくらいである。全長は5m、全幅は2mといった制約を守りたいとの願いがあるためだ。最低地上高の225mmも維持し、引き続き国産ラフロードSUV最高の走破性を確保することになる。

■ランクルならではのハードルがある

 室内は内張、シート材質など一段上のクオリティアップを図った仕立てとする。シートレアウトは2列シート5人乗りと3列シート8人乗りは従来モデルを引き継ぐ。パワーユニットは現行の4.5L、V8を廃止し、3.5L、V6ガソリン+モーターのハイブリッド、3.5L、V6ターボの純ガソリン仕様、それに2.8Lのクリーンディーゼルターボと多彩なラインアップを展開すると思われる。

 注目のクリーンディーゼルは弟分のランドクルーザプラドに搭載しており、これが好評なことから、新型の兄貴分にも移植する。

 駆動方式は引き続き全グレード4WDで、ディーゼルは6AT、V6は8ATとの組み合わせとなる。

写真は現行型ランクル(200)のシートレイアウト。次期型も、現行の2列5人乗りと3列8人乗りはキープすると予想される

 安心パッケージの「トヨタセーフティセンス」は、クラウン、アルファード/ヴェルファイアに採用しているように、アクセルの前後における誤作動防止、夜間での標識、人、自転車などにも認識機能の向上、自動運転支援システムなどを装備して最新レベルまで進化させる。

 これまでランドクルーザーシリーズはトヨタ店の専売モデルだったが、今年5月から全国規模で全系列店併売に拡大する。これは全車種規模の問題だったのだが、ランドクルーザーについては少しだけ事情が複雑だ。

 つい最近までは、他系列店の多くが、サービス工場でのリフト機械の設備が重量のかさむ「大型用」が設置出来ないことから、しばらくトヨタ店の専売継続とする方針だった。しかし大型リフトについては業者とのリース契約が可能になり、対応できるようになったことで、他の扱い車同様にランクルも同時に全系列店併売に切り替えることにしたようだ。

 したがって今回の仕様変更も全系列店併売がほぼ同時に事前受注をスタートさせる。そうなると、今後ランドクルーザーのトータル販売台数はかなり増えることが予想される。

 とはいえ同モデルは世界で年間約38万台が販売されるなかで、日本の需要は約3万台。中近東が約13万台、欧州約5.4万台、オセアニア約4.6万台、(日本を除く)アジア4.5万台、北米約3.6万台と、完全な世界戦略モデル。発表時期や細かい仕様、細部デザインは、こうした世界需要を見ながら細かく調整される可能性もある。

 なお、姉妹モデルであるレクサスLXの次期型については、まだ何も情報が入っていない(ランクル300登場後1~2年後のフルモデルチェンジと予想されるが)。こちらも合わせて、新情報が入り次第、順次お伝えします。

現行型ランドクルーザー200。 4,826,800~6,974,000円と高額車ではあるものの、唯一無二の走破能力とステイタスで、世界中で堅調な販売をキープしている。昨年(2019年)世界累計販売1000万台を突破した。一部ポルトガルやケニアでセミノックダウン生産をしているが、ほとんどは日本国内で製造

■証言「簡単に売れる車種ではない」 首都圏トヨタ店営業担当者

「現行ランドクルーザー200は、最近、国内では弟分のプラドのほうが販売台数が圧倒的に多く、各販売店のプライオリティはプラドのほうが重視されつつある。とはいえ、中近東、東南アジアなどを中心としたグローバルでは引っ張りだこの人気の高さを誇っており、また根強いファンも多数抱えており、丈夫でオフロード走行に強く故障しないので、高いリセールバリューを維持している。キープコンセプトでの世代交代するのはこのためであろう。

 中古車価格の高さはクラウン、アルファード/ヴェルファイア、ハリアーなみで、トヨタ車の最高値をキープしている。

 トヨタ全系列店併売になって、トヨタ系列店同士の販売競争が激しくなる。他の量販モデルと違い、車両価格が高いことや保有期間が長くなることなど、右から左に簡単に売れる車種ではなく、それなりのアフターケアが必要になるので、引き続きトヨタ店中心の売れ方になると予想している。」

■【画像ギャラリー】……世界のSUVファンを魅了し砂漠でも活躍するランクル200の雄姿

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