新型は2021年春頃にデビュー!
ノアの現行モデルの登場は2014年1月20日で、2021年春頃に7年3ヵ月ぶりの世代交代を実施する予定だ。
次期型はトヨタの新しいクルマ作りの考え方である「TNGA」による新開発のプラットフォームを採用。
エクステリアデザインはキープコンセプトだが、直線と曲面を融合させたボックス型ミニバンのスタイルだ。
ボディサイズは全高をわずかに引き下げる他はほぼ現行ノアと同じ。5ナンバーサイズの標準と3ナンバーのエアロバージョンの2シリーズ構成も引き継ぐ。
エアロバージョンはノアよりも押し出し感のあるヴォクシーの面影を残すようなデザイン処理をする可能性が強い。
パワーユニットは2LガソリンNAと2Lハイブリッドを搭載する。どちらも新開発のパワーユニットだ。
ハイブリッドは従来の1.8Lから2Lに排気量を拡大することで、トルクフルながら、より低燃費の高次元での両立を目指し開発を進めている。
2Lハイブリッドの予想スペックは、最高出力が146 ps/6000rpm、最大トルクが19.2kgm/4400rpm。1.8Lの99ps/5200rpm、14.5kgm/4000rpmよりも大幅に向上させている。
これによってセレナe-POWER、ステップワゴンスパーダに対して非力だった1.8Lハイブリッドを2Lハイブリッドに引き上げることで、ライバル2車以上の性能向上を図る。
安心パッケージのトヨタセーフティセンスはクラウン、アルファード/ヴェルファイア並みかそれ以上に進化させた最新デバイスを装備する。
ヴォクシー、エスクァイアを廃止し、ノアにブランドを1本化するが、従来のヴォクシー、エスクァイアに採用したフロントマスクを中心としたデザイン志向やグレード構成は「新型ノア」に組み込み、新ラインアップを構築するものと思われる。
この3兄弟はこれまでヴォクシーが最も売れ行き好調だったことから、ヴォクシーが継続モデルとして残すことが有力視されていた。
しかし、2番手のノアに決まったのは発売の経緯にありそう。もともとノアが先行し発売され、後にヴォクシー、エスクァイアが派生モデルとして売り出された。
したがって統合する場合は本家筋を残すべきという考え方である。こうした見方は今後ほかの兄弟車統合にも生かされそうである。
■証言1:首都圏カローラ店営業担当者
「ノアは今回の一部改良で装備の見直しやロゴマークの変更を行いますが、ヴォクシー、エスクァイアのようにグレードの削減はせず、従来のラインナップのまま継続させるようです。これは、近い将来、3兄弟を統合し、ノアに1本化する意味ではないかと予想しています。
もともとノアが先に発売し、ヴォクシー、エスクァイアを派生させた経緯があるので当然ともいえます。
ただフルモデルチェンジするまで3兄弟の併売を続けるので、先のことはどうなるかまだわかりません。
2021年春の世代交代時には1.8Lハイブリッドは2Lになると聞いていますので、今後はライバル車との競合は優位になるのは嬉しいですね」。
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