次期ハイエースの動向は?
次期型への世代交代はどうなるのか? 現行モデルの登場は2004年8月23日だからもうすぐ16年になる。
3回のマイナーチェンジが行われ、進化を続けてきたが、2017年11月22日の一部改良では安全支援装備の「Toyota Safety Sense P」の採用や坂道発進時にブレーキをホールドしてくれるヒルスタートアシストコントロールなども全車に標準装備。
また、バンとコミューターに設定のディーゼル車はエンジンを2.8Lの1GD-FTV型に変更された。従来の4ATはガソリン車と同じ6速(シーケンシャルシフトマチック付き)に多段化。
ワゴンとコミューターではすでに装備されているVSC&TRCやヒルスタートアシストコントロールをバンにも拡大して標準装備するとともに、オートアラームを全車に標準装備された。
今回の一部改良では、2020年10月から始まるタイヤ騒音規制のフェイズ2、継続生産車のオートライト規制が始まる2021年10月の法規制対応にも対応している。
したがって現段階では新型ハイエースの登場は2021年10月以降になる可能性が高い。すでにお伝えしているが、海外版ハイエースが日本のハイエースになることはなく、基本4ナンバーのセミボンネット型の専用ボディを持つことになるだろう。
現行ハイエースの値引額は45万円!
参考までに、今ハイエースを買うと値引き額はいくら引き出せるのか、首都圏にある某トヨペット店で見積書を作ってもらった。
見積もりをお願いしたのは、売れ筋のバン・スーパーGLダークプライムII、2/5人乗り5ドア2.8Lディーゼル(車両本体価格380万8000円)。
有料色、パワースライドドア、両側サイドプライバシーガラス、パノラミックビューモニター、インテリジェントクリアランスソナー、フロアマット、サイドバイザー、ETC、ドライブレコーダー、バックガイドモニター、ナビなどのオプションをつけて法定、法定外費用を含めて値引き込みで445万円強と出た。
値引き額は総費用の10%にあたる45万円との提示だった。人気モデルの一部改良車にしては上々の回答だ。
※値引き額は時期、場所によって異なりますので参考程度にお考え下さい。
証言1:首都圏トヨペット店営業担当者
「今回、一部改良し、フロントグリルのデザイン変更、安全対策強化、法規対応を行うが、さらに販売が上向くと思っています。
この5月から全系列店扱いになりますが、トヨペット店ではこれまで専売で多数の代替え母体があり、売るノウハウもあるので、他系列店との競争が激化しても心配はしていません。
次期ハイエースはセミボンネット型になると言われています。でも現行型のスタイルはまだまだ人気があるので、フルモデルチェンジして世代交代しなくても十分に売れる状況にあると思っています」。
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