ハリアー タフト キックス 100日後に出るクルマたち 全情報

ハリアー タフト キックス 100日後に出るクルマたち 全情報

 流行り廃りのスピードがF1マシン並みに速い昨今、現時点であのワニのことを思い出す人がどれだけいるのかわからないが、とにかく「100日後」はホットワードだ。

 100日といえば3カ月ちょっと。この号の発売日である2020年4月10日を起点とすれば、7月下旬頃となる。そこまでに出てくる日本のニューカーを「100日後までに出るクルマ」として紹介していきたい。

 なんでもいただき、使ってしまう安易さと貪欲さへの批判はあとで受けるとして、わずか100日でもこれだけのクルマがスタンバイしていることに驚いてほしい。しかもこれ、重要なニューカーしか載せていない。ほかにももっと出てくる可能性大なのだ。

 新型コロナウイルスの影響もあって発売時期が変わる可能性も否定はできないものの、今BC編集部が入手している情報ではこのとおり。トヨタを中心に今年の6〜7月は新車ラッシュとなる。

 大量販売が期待できそうなクルマから、技術やデザインでブランドイメージを高めてくれそうなクルマまで一気にお見せします!

※本稿は2020年4月のものです
文/ベストカー編集部
写真/ベストカー編集部、TOYOTA、NISSAN、LEXUS
初出:『ベストカー』 2020年5月10日号

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ダイハツが送るハスラーへの刺客
■ダイハツ タフト(2020年6月デビュー)

 2020年6月中旬の正式デビューに向けて、先行予約も始まっているタフト。人気のスズキハスラーと真っ向から戦うニューモデルだ。新型タントより始まった新開発「DNGAプラットフォーム」を採用し、最低地上高はハスラーと同じ180mmを確保する。SUVならではのタフさと楽しさ、そして高い走行性能を兼ね備えたクルマとなる。

 エンジンもタントと同じ新開発の658cc 直3NAとターボを搭載し、トランスミッションはダイハツ独自のD-CVTが組み合わされる。フラットになる荷室も使いやすく、また、コンセプトカーでは大型のサンルーフを装備していたが、市販車でも「スカイフィールトップ」という名称で用意されている。

2020年4月1日より特典つきの先行予約が始まっているタフト。1630mmの全高と180mmの最低地上高を持つ軽SUVで、今年の東京オートサロンに出展されたコンセプトモデル(写真)とほぼ同じデザインで発売される

クーペタイプに変身する人気SUV
■トヨタ ハリアー(2020年6月デビュー)

 高級SUVとして人気の「ハリアー」が2020年6月17日(予定)にフルモデルチェンジする。ボディサイズは全長4730×全幅1840×全高1690mm前後で、現行型よりもワイド&ローでスタイリッシュなフォルムとなる。今流行りのクーペSUV的なスタイルで、これまでとはまた違ったかたちでの人気を呼びそうだ。

 パワーユニットはガソリンの直4、2LNAと2.5Lハイブリッドで、いずれもFFと4WDを設定する。現行型には設定されている2Lターボは廃止となる。「RAV4」はオフロードイメージが強く4WD中心なのに対し、新型ハリアーはスタイリッシュなイメージでFFがメインとなりそう。3列シート車も設定される。

現行型よりもスタイリッシュなクーペSUVに変身する新型ハリアー。発売は6月17日だが、遠藤徹氏によると、現行型はすでにオーダーストップになっており、4月中旬以降に価格を決めて先行予約

2代目はクラウンのFCV版に進化
■トヨタ NEWミライ(2020年7月デビュー)

 東京五輪に合わせて発売する予定だった「新型ミライ」。五輪は延期されたが、ミライを2020年7月にデビューさせる計画はそのままだ。

 クラウンに採用されているFR用のGA-Lプラットフォームに燃料電池システムを搭載。駆動方式は現行のFFからFRに変更され、真の高級セダンに生まれ変わる。航続距離は現行型比+30%の800kmとなる。

2代目は FRセダンになるミライ。FCシステムも大きく進化する

人気のコンパクトSUVに新顔登場
■日産 キックス(2020年6月デビュー)

 販売情報に詳しい遠藤徹氏によると、2020年5月末に発表し、6月3日に発売すると販売店に伝えられているというキックス。

 全長4290×全幅1760×全高1610mmと、ジュークよりもひと回り大きいサイズのSUVで1.2Lのe-POWERを搭載する。タイの工場で生産する輸入車となる。

タイの工場で生産して日本に輸出するキックス。海外ではすでに売られているクルマだが、大規模なマイチェンを受けて登場する

日本車史上最も高級なオープンカー
■レクサス LCコンバーチブル(2020年7月デビュー)

 国産最上級クーペのレクサスLCにコンバーチブルが追加される。

 50km/h以下なら走行中も開閉できる電動ソフトトップを採用し、リアシートもある4シーター。エンジンはV8、5LNAと発表されており、未確認だがクーペと同様に3.5Lのハイブリッドも用意されそうだ。

 また、トランスミッションは10速ATとなる。全長4760×全幅1920×全高1350mm、ホイールベース2870mmのサイズで、ソフトトップのカラーバリエーションも豊富。予想価格は1500万〜1700万円。

ベンツ、BMW、アウディの独プレミアム3と真っ向勝負する高級コンバーチブル。日本車の意地を見せてくれ!

大ヒットSUVにPHVを追加設定
■トヨタ RAV4 PHV(2020年6月デビュー)

 2020年6月上旬にも発表、発売予定の「RAV4 PHV」。ベースの2.5Lハイブリッド+4WDをプラグイン化するクルマで、価格は450万〜500万円あたりと予想される。

2019年11月に開催されたロサンゼルスオートショーで世界初公開されたRAV4 PRIME(プライム)。北米では2021年モデルとして販売を開始する

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