新型ヴェゼル来春!! 新SUV開発情報あり!! タイプR戦略どうなる ホンダの新車全情報


■電動化への急速な動き

 ホンダの電動化への動きは、まずはモーター駆動を主体としたハイブリッド、e:HEVの拡大だ。いまさら説明は不要だろうが、e:HEVは搭載するエンジンは主に発電用で、実際の駆動力はモーターが主。

 低負荷の高速走行時にエンジン駆動力が電磁クラッチで接続されるが、一般道での走行はほぼモーター。フィット、インサイト、アコード、ステップワゴン、オデッセイ、CR-Vのハイブリッドがこのシステムを採用する。

 このシステムは、バッテリーを大容量化することでPHEV化が容易で、クラリティPHEVがそれに当たる。さらに大容量バッテリーを搭載することでピュアEVへの発展性もある。

2021年年初に中国での発売を予定しているCR-V PHEV。国内戦略のヒントにもなる?

 ホンダは軽自動車を除く今後のニューモデルでは、基本的にこのe:HEV方式のハイブリッドを主軸とし、ニーズや世の中の情勢をにらみつつEV化を進めていくことになる。

 一方軽自動車ではホンダeで提案した小容量バッテリーによる短距離航続がユーザーの理解を得られれば、一気にEV化を視野に入れた戦略に打って出る。

ホンダ初の量産型EVとしてデビューを果たしたホンダe。パナソニックと共同開発したリチウムイオンバッテリーの容量は35.5kWhで航続距離は283km(WLTCモード)。

 軽自動車ユーザーの多くが1日当たりの走行距離は数十キロで、航続距離は問題にはならないが、現状では充電設備の充実や、ユーザーのEVに対する意識、認識がネックとなっている。小型バッテリーは「e」で開発されたパナソニック製が有力だ。

 しかし、欧米での燃費規制の強化を視野に入れれば海外向けモデルの電動化は急務だ。

 GMとの共同開発でEVプラットフォーム、バッテリー開発が進んでおり、2024年にニューモデルが登場するが、これが日本向けに投入される可能性も大きい。

北京モーターショーで世界初公開されたコンセプトモデル「Honda SUV e:concept(ホンダ エスユーブイ イーコンセプト)」。中国で初となるHondaブランド電気自動車(EV)の将来の量産方向性を示しているという

■タイプRはラインナップ強化へ

 最後になるが、ホンダがこれらと並行して重要視しているのがタイプR戦略だ。

S660タイプR(2022年夏登場予想・画像はベストカーによる予想CG)

 ホンダの電動化への動きより趣味性が強いタイプRシリーズだが、自動運転や電動化の流れでクルマが交通インフラの一部になるなか、際立った趣味性の強いモデルこそが、「あえて選んでもらえる商品」となる。

 ホンダとしても、得意分野のスポーツモデルだし、この分野の強化に力を入れていくことになる。

NSXタイプR(2021年10月登場予想・画像はベストカーによる予想CG)
新開発ミドシップスポーツ(2024年登場予想・画像はベストカーによる予想CG)

【画像ギャラリー】北京モーターショーで発表された最新画像も! ホンダ戦略のこれからをギャラリーでチェック!!!