操安性を高める新プラットフォーム
売れ筋モデルのうえ、今後中国市場などでのレクサス大型ミニバンの需要の高まりも期待できることから、次期アルファードには、TNGAによる新型プラットフォームを採用する力の入れようだ。
横置きエンジンのFFという基本レイアウトに変更はないが、エンジン搭載位置を低くするなど、より低重心化を実現するとともに、サスジオメトリーを見直し、操安性を追求する。
特にリアサスペンションは3列シートの居住性と荷室容量を確保するため、サスアーム長や稼働領域が制限されるので、どうしてもバネを固めて動きを抑えざるを得なかった。
しかし、プラットフォームの全面新開発により、アームの取り付けポイントや取り回しの最適化が可能。
可動ストロークを大きくできることで、特に3列目での乗り心地が改善されるとともに、ストロークを大きくしたことで、操舵に対するリアの追従性を高め、高速道路でのレーンチェンジなどでのスムーズな動きを実現する。
GRスポーツのアルファードも登場!
このTNGAプラットフォームによる操安性の大幅引き上げにより、新型アルファードではGRスポーツの開発が並行して行われているという。
アルファードの最重要課題である2列目、3列目パッセンジャーの快適性を損なうことなく、さらにフットワークのよさを追求し、ドライバーが楽しく運転できる大型ミニバンが目標だ。
やや硬めのバネに対し、ダンパーの伸び側減衰力を強めにチューニングすることで切り返し時の車体の動きを抑え、しっとりとした操縦性を目指すという。
パワートレーンはRAV4やハリアーなどにも搭載される2.5L、直4ハイブリッドを中軸にしながら、根強い人気のある3.5L、V6エンジンに代わるハイパワーモデルとして、新開発される2.4L、直4ターボが搭載されることになるという。
アルファードはさらに豪華に、威風堂々と、そしてスポーティに進化する。今わかっている情報では、新型アルファードのデビュー時期は2022年4月頃。今後、さらなる新情報が入り次第、随時お届けすることにしよう。
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