2020年12月10日、三菱自動車は新型アウトランダーのティザー(事前公開)写真を公開、同時に「2021年2月にフルモデルチェンジして正式発表」と明言しました。
以下、今回発表された新型アウトランダーの写真とモデルスケジュール、当サイトがつかんでいる情報をあらためてお届けします。
文/ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】世界初お披露目!! 次期アウトランダー、新型と従来型をじっくり見比べると…
■2021年2月発表!! 新型アウトランダーPHEV登場秒読み
三菱アウトランダーは、初代が2005年10月に登場したミドルサイズのクロスオーバーSUV。2012年10月に2代目(現行型)へとフルモデルチェンジし、同年12月にPHEV仕様を発表(発売は翌2013年1月)。プラグインハイブリッド車としてはトヨタプリウスPHVに次ぐ2車種目、SUVとしては初めてのモデルとなる。
リーズナブルな価格と骨太な設計に支えられた力強い走行性能で、プラグインハイブリッドSUVの中では世界ナンバーワンの販売実績を誇る。国内でも根強い支持を受けているが、特に欧州で高い評価を誇っている。
このSUVとプラグインハイブリッドの組み合わせは、三菱の今後の新車戦略の中軸となっていく予定で、先日実施された三菱自動車の加藤隆雄CEOと長岡宏Co-COO兼開発担当取締役の会見でも、「PHEV技術をさらに発展させ、この技術からピュアEVやハイブリッドへの展開を考えている」という主旨の発言があった。
そうした背景があるなかでの、今回の新型アウトランダーの発表時期公表とティザー写真公開となった。
一部繰り返しとなるが、三菱自動車によれば新型アウトランダーは2021年2月発表。オンラインでの発表を予定しており、発表会日時および放映URLは2021年初頭に公開するという。
上述の長岡取締役によると、「PHEVシステムは、次のアウトランダーに向けて大きく刷新することを計画しています。次期型アウトランダーでは、新たな進化したPHEVシステムの姿を見せることができる思います」という。
次期アウトランダーPHEVは、今後の三菱のSUVと電動車戦略の中核となるモデルになるわけだ。
世界最激戦区ともいえるミドルクラスSUVカテゴリーにて、存在感を発揮することは容易ではない。なにしろライバルは大人気車トヨタハリアーや日産エクストレイル(こちらも2021年登場予定)、マツダの大黒柱であるCX-5といった強力メンバー。プラグインハイブリッド車であるという特徴にしても、今年からトヨタがRAV4 PHVを市場投入している。
それでもSUVの老舗であり名門である三菱が元気になると、市場がさらに活性化することは間違いない。
現行型の2.4Lガソリンエンジン+2モーター、WLTCモード燃費でEV走行なら57.6km、ガソリン満タンなら738km走ることができるアウトランダーPHEVが、どれほど進化するのか。評判のいい操縦安定性や4WD性能はさらに磨かれるのか。市販型のデザインはどうなるのか。登場が楽しみです。
当サイトでは取材を続け、新情報が入り次第、お伝えします。
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