新型ランドクルーザー300が間もなく登場! 3月下旬にも事前予約開始

新型ランドクルーザー300が間もなく登場! 3月下旬にも事前予約開始

 現行ランドクルーザー200が新年早々にオーダーストップとなった。

 ランドクルーザーとランドクルーザープラドは受注台数がある程度たまった段階で生産し、納車するシステムを採用しているので、在庫はメーカーと販売店の両モータープールには基本的に存在しない。したがってオーダーストップになると、即供給停止になるので、購入できない状況になっている。

 こうなると興味があるのは次期型の「ランドクルーザー300」がいつどのような商品内容で登場するかということになる。

 そこで、流通ジャーナリストの遠藤徹氏が新型ランドクルーザー300の最新情報を徹底調査! 今わかっている情報すべてをお伝えしていこう。

文/遠藤徹
写真/ベストカー編集部 ベストカーweb編集部
CGイラスト/ベストカー編集部

【画像ギャラリー】発売秒読み!! 全部見せます新型ランクル300予想CGと現行型&ライバルたち


3月下旬にも新型ランクルの先行予約がスタート!

2007年9月に登場して13年が経過した現行のランドクルーザー200。全長4980mm×全幅1980mm×全高1870mm。次期型もこれと同等のサイズで登場する
2007年9月に登場して13年が経過した現行のランドクルーザー200。全長4980mm×全幅1980mm×全高1870mm。次期型もこれと同等のサイズで登場する
新型ランドクルーザー300の予想イラスト(CGイラストはベストカーが製作したもの)。外観はキープコンセプトだが、ホイールベースを現行型から50mm延長して2900mmとする見込み
新型ランドクルーザー300の予想イラスト(CGイラストはベストカーが製作したもの)。外観はキープコンセプトだが、ホイールベースを現行型から50mm延長して2900mmとする見込み

 今のところ、2021年2月下旬か3月上旬頃にアウトラインがメーカーのトヨタからトヨタ系列店にネット配信され、それに基づくティザーキャンペーンがスタートする。

 その後3月下旬には車両本体やオプション&付属品の価格が決まり、先行予約の受付を開始する。正式な発表、発売は5月のゴールデンウイーク明けとなる見込みである。

 しかし、コロナ禍により不透明な部分もある。コロナ禍によって半導体の供給が遅れ、関連パーツを生産供給するサプライヤーの工場ラインがストップし、その影響でランドクルーザー300の投入スケジュールが先送りされる可能性もある。

 特にランドクルーザー300はパワーユニット、駆動系、安全対策、ナビ、オーディオに多数の半導体の関連部品&用品を採用して仕立てているので、影響が大きいといえる。

新型ランドクルーザー300はどう進化?

新型ランドクルーザーのパワーユニットは現行のV8、4.6Lに代わってV6、3.5Lターボと3.3Lディーゼルターボ。燃費規制に配慮し3.5Lターボとハイブリッドを組み合わせる案も浮上している(CGイラストはベストカーが製作したもの)
新型ランドクルーザーのパワーユニットは現行のV8、4.6Lに代わってV6、3.5Lターボと3.3Lディーゼルターボ。燃費規制に配慮し3.5Lターボとハイブリッドを組み合わせる案も浮上している(CGイラストはベストカーが製作したもの)

 現行ランドクルーザー200の登場が2007年9月18日だから13年半ぶりの世代交代となる。次期型は基本的にはキープコンセプトだが、中身は大幅に進化する。

 トヨタの次世代におけるクルマ作りの考え方である「TNGA」による新開発のプラットフォームを採用。オフロードでの走破性と走行性を高めたフレームボディを継承し、剛性をさらなる高次元で進化させる。

 パワーユニットは従来のV8、4.6LNAに代えて、ダウンサイジングし、V6、3.5Lターボと3.3Lクリーンディーゼルターボを搭載する。

 3.5Lターボはハイブリッドとの組み合わせ案もあり、搭載に向けて開発を進めているといった情報もある。これは2030年に向けた燃費強化規制への対応を配慮したものと考えられる。

 駆動方式は全車フルタイム4WDで悪路走破性はRAV4よりさらに強力な駆動力を発揮するメカニズムを採用する。トランスミッションはスーパーECTの6速ATが組み合わされる。

 全長4980mm、全幅1980mm。全高1870mmというボディサイズは現行とほぼ同じで全長5m、全幅2m未満はキープされる。ただ走行安定性や剛性アップを配慮し、ホイールベースは50mm延長し2900mmとする見込みである。

 最低地上高の225mmも同じ。タイヤサイズは285/50R20が装着される見込み。シートレイアウトは2列シート5人乗りと3列シート8人乗りの2タイプ構成は従来モデルを継承する。

 本革シートとファブリックシートは同様だが、内張も含め、グレードアップし、トヨタの最高峰クロカン四駆にふさわしい質感でまとめる。

 装備面ではディスプレイオーディオが標準でハリアーやクラウン並みの大型12.3インチナビを採用。

 安心、安全パッケージのトヨタセーフティセンスは、トヨタ&レクサス車のなかでは最高レベルのデバイスを採用する。検知機能は昼間、夜間を含めて最新の進化バージョンを標準装備する。

 車両本体価格は現行の482万6800~697万4000円に対して約50万円アップの530万~750万円程度に設定する見込み。クオリティアップ、新開発エンジン、安心、安全装備充実などによるコストアップによるものである。

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