■レクサスが超高級SUV「LF」を開発中! デビューは2023年か?
世界的なSUVブームだ。
かつてはレジャーのためのクルマということで、洗練よりも実力、悪路での走破性が重視されたが、現在ではSUVに求められる価値観も多様化。
ポルシェ、ランボルギーニといったスーパーカーメーカーのほか、ベントレー、ロールスロイスといった超高級車メーカーも、そのラインナップにSUVを加えている。
この超高価格帯のSUVを求めるユーザー層は一定数存在し、国産メーカーとしても参入したいカテゴリーとなっているが、富裕層が求めるレベルのクルマを提供できるメーカー、ブランドはかぎられる。レクサスはその数少ないブランドのひとつだ。
レクサスが現在開発を続けるLFは、2018年のデトロイトショーに出展されたコンセプトカー「LF-1リミットレス」の市販モデル。
レクサスLSが使うTNGA「GA-L」プラットフォームを採用し、全長5250×全幅1900×全高1580mmの、実に堂々としたボディサイズを誇っている。
当初は今年内に姿を現わすとの情報も流れていたが、スクープ班に入ってきた新たな情報によると、開発は少々遅れ気味とのこと。
世界規模の新型コロナによる流通、人材の移動制限といった影響もあるが、それ以上に搭載を予定している新開発の4L、V8ツインターボに時間がかかっているという。
もちろんLFに搭載が予定されているエンジンはほかにもある。現行LSが搭載するV6、3.5Lベースのハイブリッドも、そのなかのひとつだ。
システム出力は359psと充分に思えるが、やはり強力なエンジンを搭載する輸入車勢を向こうに回して戦うには、単純に数字でユーザーを納得させる出力が見込める4L、V8ツインターボが、どうしても必要だとする判断は理解ができる。
スクープ班としては、この新エンジンの問題が解決し、市販モデルが姿を現わすのは2023年と予想している。
とにかく中途半端なものを出せば逆に評価を落とすのが、超高価格帯モデルの宿命だ。新型エンジンを含め細部をじっくりと煮詰め、初代セルシオがそうであったように、世界の高級車メーカーを再び驚かせてほしい。
ちなみに価格は1500万~2000万円が中心の価格帯となる予想。レクサスらしい最上級のおもてなしを感じさせる室内、美しい外観で登場することを期待する。
●本格スポーツ仕様LF Fの可能性も大いにある!
ベンツにAMG、BMWにM、アウディにRSがあるように、レクサスにもスポーツ性を追求した「F」がある。
下の2枚は今後登場が予想されるIS F、LS Fだが、このページで紹介しているLFにも「F」が設定される可能性が高い。
搭載エンジンはもちろん新開発の4L、V8ツインターボ。LS F同様のチューニングが施されれば、その出力は660ps/66.3kgmと圧倒的。
電動化が叫ばれる世の中だが、ハイブリッドのおかげでCAFEの影響は最小限とも噂されるトヨタ/レクサスだけに、必ず登場させてくるだろう。
●レクサスLF
・全長×全幅×全高:5250×1900×1580mm
・ホイールベース:3125mm
・車両重量:2400kg
・エンジン:V6、3.5L+モーター
・最高出力/最大トルク:299ps/36.3kgm
・モーター出力:180ps/30.6kgm
・駆動方式:FR&4WD
・予想発売時期:2023年
・予想価格:1500万~2000万円
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