期待に充分応える「陸の王者」ランドクルーザー
ライバルはプレミアムSUVであるランドクルーザーだが、しっかりと初代から受け継がれるクロスカントリー性能を向上させている点に安心感を覚える。ランクルにしかできないことを、突き詰めた結果だろう。
今回、待望のディーゼルエンジンは復活したものの、電動化も期待されていただけに、ハイブリッドの未導入は少々残念だ。
筆者の予想になるが、年末にかけてモデルチェンジを予定する、レクサスLXが先にハイブリッド化される可能性は高そうだ。ランドクルーザーよりも、オンロード性能を重視されるLXにこそ、ハイブリッドが必要とされるだろう。
ランクルには高級感はもちろん、高い悪路走破性、未舗装路でも安心して走れる骨太の部分を大切にしてもらいたい。
今回のフルモデルチェンジは、走りの原点回帰がテーマとなっており、走行性能の進化が大きい。「世界一安全に未舗装路を移動できるクルマ」ランドクルーザーへ集まる世界中の期待に、充分応えられるものとなっているだろう。
正常進化が期待されるランドクルーザー。さらに詳しい内容は、6月中旬、スタッフマニュアルが配信されたころに判明する。期待に胸を躍らせながら、続報を待ちたい。
新型ランドクルーザー スペック(筆者調べ)
全長:4950mm(ZXは+35mm、GR-Sは+15mm)
全幅:1980mm(GR-Sは+10mm)
全高:ガソリン=1870mm、ディーゼル=1920mm
ホイールベース:2850mm
最小回転半径:5.9mm
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