グレード別装備は「G」でも充分か
ベースとなる「G」グレードでも、CセグメントSUVに相応しく、標準装備は必要充分なものが揃っている。
タイヤホイールには、215/60R17サイズのタイヤにスチールホイールを装着、樹脂製のホイールキャップを付ける。ドライブモードセレクト、電動パーキングブレーキを標準装備。
ステアリングホイールは本革巻の3本スポークタイプを採用する、もちろんチルト&テレスコピック付きだ。メーターには、4.2インチのマルチインフォメーションディスプレイを装備する。
内装では、ファブリック表皮を使用したスポーティシートを装着。リアシートはリクライニング機能が付いていて、6:4分割で倒すことができる。
安全装備には第2世代型のトヨタセーフティセンスを装着。また、インテリジェントクリアランスソナー、バックガイドモニターも標準装備だ。ヘッドランプにはBi-Beam LEDヘッドランプを装備した。
中間グレードの「S」では、タイヤホイールに215/60R17タイヤに専用アルミホイールが備わる。大型ルーフレールも加わり、エクステリアデザインはSUVらしさを増した。
マルチインフォメーションディスプレイは、7インチへ大型化され、ドアトリムにはソフト素材を使用、後席にはドリンクホルダー付きのセンターアームレストを装備する。オートエアコンはデュアル式に変更され、リアクーラーダクトを新たに装備、充電用USBソケットをリアにも装備する充実ぶりだ。
最上級の「Z」では、タイヤサイズを225/50R18サイズに変更、専用アルミホイールも装着される。バックドアにはイージークローザーに加え、キックセンサー付きのハンズフリーパワーバックドアを装備した。(パワーバックドアはSでオプション設定)
シート表皮はコンビレザーシート(合皮シートに一部本革を使用)となり、運転席はパワーシートに変更される。また、シートヒーターが備わるのも魅力的だ。
また、LEDヘッドランプとLEDシーケンシャルターンシグナルランプ、フロントフォグランプ+デイライトが標準装備されるのは「Z」グレードのみとなる。(フロントフォグランプはS以下のグレードでオプション設定)
ガソリンモデルだけに設定される「G’X」では、ステアリングがウレタン素材に変わり、インテリジェントクリアランスソナーとバックガイドモニターが装着されない。また、スピーカーも2つに減る仕様だ。
メーカーオプションは割り切った感じ
標準仕様でも、充分に充実した装備を持つカローラクロスなだけに、メーカーオプションは必要最低限の選択肢を備える程度となっている。
パノラミックビューモニターは「Z」と「S」にオプション設定、ブラインドスポットモニターは「G‘X」を除く、全グレードにオプション設定となる。
また、大型9インチのディスプレイオーディオと6スピーカーのセット、パノラマルーフはZとSにオプション設定だ。
アクアでは全車標準となったアクセサリーコンセント(100V/1500W)非常時給電機能付きは、ハイブリッドモデルの全グレードでオプション設定される。また、ディスプレイオーディオへのCD/DVDデッキは、販売店装着オプションだ。
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CセグメントSUVとしては、お手頃な価格設定となった新型カローラクロス。割り切って「G」グレードでも充分だが、ヤリスクロスと同様に、「Z」グレードが人気の中心となるだろう。
年末にかけて、SUVカテゴリーの台風の目となる予感がするカローラクロス。正式発表までもう少し、今後の展開が楽しみな一台だ。
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