総勢17モデル! 超激戦SUVカテゴリーに登場予定の国産車たち

■日産&三菱

日産 エクストレイル(2022年4月登場予定)

●e-POWERターボで激戦区に参戦!
 北米では昨年10月から新型ローグが発売され、今年4月の上海ショーで中国仕様のエクストレイルが公開されているが、ようやく来年4月に新型の4代目エクストレイルが国内投入される。

現行型は都会的なデザインだったが、新型ではタフなイメージへ原点回帰となる
現行型は都会的なデザインだったが、新型ではタフなイメージへ原点回帰となる

 エクストレイルは日産のミドルクラスSUVとして大きな販売が見込まれる中核モデル。

 本来であれば今年中に投入を予定されていたのであるが、半導体需要の高まりから供給不足が続いており、新型エクストレイルはその影響をスケジュール上、もろにかぶった形だ。

 注目はパワートレーンで、シリーズハイブリッドであるe-POWERに可変圧縮比VCターボが装着され、欧州仕様のエクストレイルである新型キャシュカイと同じ187ps/33.7kgmを発揮することになる。

 外観はフロントのVモーショングリルがより大きくなり、アリアやノートなど最新の日産モデルに通じるデザインテイストが盛り込まれる。

■日産 IMQ(2023年夏登場予定)

 日産のブランニューSUVとなるIMQは2023年夏に登場予定だ。その元となっているのは2019年のジュネーブショーで公開されたe-POWER搭載のIMQコンセプト。

 すでに予約が開始されているフルEVのアリアに対し、こちらは充電する必要のないe-POWERを搭載したクーペSUVとして登場する。

スタイリッシュなクーペSUVとして登場するIMQ。ピュアEVのアリアとは違い、e-POWERターボを搭載する。ハイパワーなツインモーター採用で走りの期待大!(画像はベストカー編集部による予想CG)
スタイリッシュなクーペSUVとして登場するIMQ。ピュアEVのアリアとは違い、e-POWERターボを搭載する。ハイパワーなツインモーター採用で走りの期待大!(画像はベストカー編集部による予想CG)

 1.5L VCターボが組み合わされ、駆動方式は前後2基のハイパワーモーターによる4WDを採用するが、アリアで採用された「e-4ORCE」になるのか、前後トルク配分方式になるのかは今のところ未定だ。

 気になる価格は350万~500万円と予想される。走りのほうの期待も大!

2019年のジュネーブショーで公開されたIMQコンセプトモデル
2019年のジュネーブショーで公開されたIMQコンセプトモデル

■日産 ノートクロスオーバー(2021年9月登場予定)

 オーテックが担当し、今年9月にデビューするのがノートのSUV仕様となるこのノートクロスオーバーだ。

 先代ノートに設定されていたクロスオーバーモデル、「C-Gear」の現行型といった位置づけで、足回りやタイヤの偏平率を変更することで車高を上げ、樹脂製のオーバーフェンダーを装着することでSUV色を強める。

 内装もベースのノートと差別化を図り、アウトドア色が濃くなる。

予想価格は約250万~270万円といったところになりそう(画像はベストカー編集部による予想CG)
予想価格は約250万~270万円といったところになりそう(画像はベストカー編集部による予想CG)

■ホンダ・スズキ・ダイハツ編

■ホンダ 1LSUV(2022年6月登場予定)

 ライズやクロスビーなどのコンパクトSUVは依然として堅調な販売状況だが、このカテゴリーにホンダも参戦する。それがこの1L VTECターボを搭載するブランニューSUVだ。

 そのボディサイズは全長4100×全幅1695×全高1600mmと5ナンバーサイズを堅持し、サイズ的にはフィットベースとなる現行ヴェゼルの下を受け持つポジションとなる。

ホンダ最小クラスSUVとなる。日本初登場の1L VTECターボ搭載車として期待したい(画像はベストカー編集部による予想CG)
ホンダ最小クラスSUVとなる。日本初登場の1L VTECターボ搭載車として期待したい(画像はベストカー編集部による予想CG)

 そのパワーユニットには欧州シビックやタイ生産のシティなどが採用している1Lターボ(129ps/18.4kgm)が有力視されている。

 また、フィットが採用する1.5L 2モーターのe:HEVを搭載したハイブリッド車になる可能性もあるという。

直3、1Lターボは129ps/18.4kgmを発揮する
直3、1Lターボは129ps/18.4kgmを発揮する

■スズキ ジムニー5ドア(2023年5月登場予定)

●ロングホイールベースモデルが満を持して登場!
 ベストカースクープ班がその存在を長らく追い続けていたのが、この「ジムニーロング」こと5ドアモデルだ。

 小型車登録のジムニーシエラをベースとしてロングホイールベースモデルとして設定されるのだが、軽自動車のジムニーのほうは全長が軽自動車枠を超えられないため、5ドアの設定はシエラのみとなる。

圧倒的な悪路走破性は従来どおりで、そこに後席の使い勝手の向上を新たに備えたのが5ドアのアピールポイントとなる。本格派4WDモデルの新しい選択肢に期待!(画像はベストカー編集部による予想CG)
圧倒的な悪路走破性は従来どおりで、そこに後席の使い勝手の向上を新たに備えたのが5ドアのアピールポイントとなる。本格派4WDモデルの新しい選択肢に期待!(画像はベストカー編集部による予想CG)

 ジムニーシエラのホイールベース2250mmに対し、この5ドアはホイールベースを300mm延長して2550mmに。さらに全長も5ドアは3850mmと、3ドアのシエラの全長3550mmから300mmアップする。

 すでに欧州では長期テストを繰り返し行っている。後席はホイールベース延長の恩恵を受け、余裕のある足元スペースを確保し、延長されたルーフが頭上スペースの余裕を生み、快適性が向上する。

 エンジンにはこれまでのシエラ同様、直4、1.5L DOHC(102ps/13.3kgm)を採用。

 メインのマーケット市場は欧州だが、2023年5月には日本国内にもようやく投入されることになりそう。登場が待ち遠しい!

●ジムニーシエラ5ドア
・全長×全幅×全高:3850×1645×1730mm
・ホイールベース:2550mm
・車両重量:1190kg
・エンジン:直4、1.5L
・最高出力/最大トルク:102ps/13.3kgm
・駆動方式:4WD
・予想販売時期:2023年5月
・予想価格:220万円

■スズキ エスクード(2022年4月登場予定)

 スズキのコンパクトクロスオーバーSUV、エスクードもいよいよ来年4月に新型の5代目に切り替わる。

 現行型も独自の存在感を発揮しているエスクードだが、新型は英国仕様のスイフトに採用される直4、1.4Lターボの48Vマイルドハイブリッド仕様を搭載することになりそうだ。これ以外にも直3の1Lターボも設定される見込み。

 4WDシステムは現行型の「ALLGRIP」が進化して継続採用される。

1.4Lターボのマイルドハイブリッド仕様は125ps/22.0kgm+モーター出力13psほど(画像はベストカー編集部による予想CG)
1.4Lターボのマイルドハイブリッド仕様は125ps/22.0kgm+モーター出力13psほど(画像はベストカー編集部による予想CG)

■ダイハツ ロッキー ハイブリッド(2022年12月デビュー)

 コンパクトSUV市場のなかで存在感が薄まりつつあるロッキー。そのテコ入れ策としてヤリスの1.5Lハイブリッドを搭載する情報を入手。魅力の倍増とともに大ヒットの予感

同門ライバルのヤリスクロスとキャラが違うだけにHVには期待大
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【画像ギャラリー】本文で伝え来れなかったカットも掲載! 今秋以降予定の17モデルをギャラリーでチェック!

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