■マツダ 新型マツダ6(2022年春登場予定)
マツダは2030年に向けての商品戦略を発表しており、内燃機関+電動化技術(HEV、PHEV、レンジエクステンダーEV)という計画。
それを基盤としつつ直6+FRプラットフォームが公開され、来年春登場のマツダ6がその第一弾となることが有力。
3LのSKYACTIV-Gに48VマイルドハイブリッドとPHEVが組み合わされ、生まれ変わった走りの質感を体感できるはずだ。
■スバル 新型インプレッサ(2022年11月登場予定)
人気のインプレッサの新型登場が、いよいよ来年11月に迫ってきた。
ハッチバックとセダンが用意されるのは現行と同じだが、前者はよりハッチバックスタイルが強調されるデザインになるもよう。
搭載エンジンは現行同様に、1.6Lと2Lの2種の水平対向4気筒エンジンとなる見通しだが、新開発の1.5Lダウンサイジングターボに置き換えられる可能性もあるという。
トルクで有利な1.5Lターボに期待したい!
■クラウン&スカイラインはどう変化、進化するのか?
●伝統のブランドに「大変革」の鐘が鳴る
初代の誕生が1955年のクラウンと1957年のスカイライン。ともに国産車屈指の歴史を持つ2台が今、大きな転換期を迎えている。
両車ともに正式な発表はされておらず噂が先行している状態だが、どんなことになるにせよ、今までと同じ流れが続く可能性は非常に低い。
まずクラウンだが、伝統のFRレイアウトをやめてFFに切り替わることは確実だ。レクサスESやカムリに採用されているTNGAのFF用GA-Kプラットフォームが使われる。
これまでの歴史を考えると、それだけでも大きな変化だが、セダンをやめてSUVに転身するという噂もあるのはご存知のとおり。
未だにその真偽を明確にする情報は入手できていないが、販売店などの周辺取材を進めている限り、その可能性はかなり高そうだ。
一方で、法人需要への対応もあり、SUVとは別に伝統のセダンも残されるという情報もある。
この場合セダンはクラウン、SUVはクラウン+サブネームの車名として2系統のラインナップになる可能性もある。ともに駆動方式はFFとなる。
さらにクラウンには別の動きもあり、MIRAIをベースとした燃料電池車として次期モデルが登場するという情報もある。後輪駆動に生まれ変わったMIRAIだけに、ある意味それが正統的な進化の形と捉えることもできる。
このように未だ確定的な情報が手に入れられていない状況だが、次期型の登場は早ければ年内という説もあり、水面下での開発は相当進んでいるようである。
スカイラインはどうか。こちらは「開発中止説」が出ており、コンセプトの変更どころか、消滅の危機さえ取り沙汰されている状況だ。
経済紙のスクープにより出てきた話だが、星野朝子副社長が直後に「スカイラインを諦めない」とコメントを出すなど日産は火消しに躍起に。
しかし、現行型の登場から8年が経つ今も次期モデルの具体的な情報は何もなく、実際に開発はストップしていると見られてもしかたのない状態になっている。
北米では、昨年11月にスカイラインのSUV版とも言えるインフィニティQX55の新型が発売されており、これを新型スカイラインとして日本でも販売するという説もあるが、それで日本のファンを納得させられるのか。スカイラインの置かれた状況は極めて厳しいものと言わざるを得ない。
クラウン、スカイラインという日本が誇る伝統のビッグネームモデルに変革期が訪れている。これからの動きに注目したい。
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