クーペSUVも2022年末スタンバイ!! 進化がとまらぬ『クラウン第2章』に注目!!

クーペSUVも2022年末スタンバイ!! 進化がとまらぬ『クラウン第2章』に注目!!

 先日、次期クラウンの情報をお伝えしたが(リンク先)、気になる話はまだまだある。

 SUV化の噂はどうなったのか? いくら4ドアクーペであることをつかんだと言ってもこの件をスルーするわけにはいかない。何しろベストカーはクラウンSUVの情報を追いまくっていたのだ。

 結論から言えば、次期クラウンにはやはりSUVがある。正確に言えばクロスオーバータイプが存在する。4ドアクーペデザインを生かしたクーペSUVが計画されているのだ。

 クラウン第2章はこのクーペSUVを抜きにしては始まらない!!

※本稿は2021年9月のものです
文・予想CG/ベストカー編集部 写真/ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2021年10月10日号

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■クーペSUVがクラウンのもうひとつの顔になる

ベストカーが作成した『クラウンSUV』の予想CG。前後フェンダーとサイド下部にブラックのカバーを付けて車高をアップするほか、ルーフレールなども設定(画像はベストカー編集部による予想CG)
ベストカーが作成した『クラウンSUV』の予想CG。前後フェンダーとサイド下部にブラックのカバーを付けて車高をアップするほか、ルーフレールなども設定(画像はベストカー編集部による予想CG)

 前後のフェンダーとサイド下部にブラックのカバーを付けて車高をアップ。そのほかルーフレールなども設定する。それだけでSUVらしさが出るのは各社の既存モデルを見ればわかるとおり。

 次期クラウンも別のボディを用意することこそないが、ベースの4ドアクーペとは異なるアグレッシブなイメージを演出する。

 最低地上高はおそらく4ドアクーペのプラス25mmほど取られるだろうから、もしも4ドアクーペの4WDが現行型と同じ145mmだったとしたら170mm。

 これだけあればラフロードや雪道で大きなアドバンテージとなる。つまり、行動範囲が広がる。

 もちろん、SUVはクラウンの長い歴史で初めて。トヨタがなりふりかまわず、本気でユーザー年齢層の引き下げを狙っていることが伝わってくる。

■クラウン復活のためのチャレンジ

TNGAのFF用GA-Kプラットフォームを採用。4WDはガソリンターボがダイナミックトルクベクタリング、ハイブリッドはモーター駆動のE-Fourとなる
TNGAのFF用GA-Kプラットフォームを採用。4WDはガソリンターボがダイナミックトルクベクタリング、ハイブリッドはモーター駆動のE-Fourとなる

 パワーユニットは4ドアクーペと同じ直4、2・5L直噴ダイナミックフォースエンジンのガソリンターボとハイブリッドで、ガソリンターボは最高出力280ps以上、最大トルク45・0kgm以上のスペックとなりそうだ。

 4ドアクーペはベーシックグレードのみFFでほかは4WDになるとの情報だが、SUVタイプは4WDのみの設定となる可能性が高い。

 価格は4ドアクーペよりも若干高めでガソリンターボ、ハイブリッドともに580万〜730万円とベストカーでは予想している。

 GA-Kプラットフォームを使うトヨタブランドのSUVにはハリアーとRAV4があり、特に高級感を売りにしているハリアーとはキャラクターが重なる面もある。

SUVでもクラウンらしい高級で上質なインテリアが期待できる。もちろん、室内居住性も余裕たっぷりなものとなるだろう
SUVでもクラウンらしい高級で上質なインテリアが期待できる。もちろん、室内居住性も余裕たっぷりなものとなるだろう

 しかし、もっとクーペのフォルムに近く、さらにラグジュアリーなクラウンSUVはハリアーにはない個性を主張し、富裕層の満足度を高める。

 そのうえでユーザー年齢層を若返らせる使命も帯びているのだ。

 SUV飽和状態の今、トヨタの思惑どおりにコトが運べるかはわからない。トヨタ自身も簡単な挑戦でないことは重々承知のうえだろう。

 しかし、クラウンを進化させると決め、そのための方策を練り、4ドアクーペとクーペSUVで勝負することにしたのだ。

 我々の想像を超えるクルマに仕上げてくるのは間違いないだろう。登場は来年末だ。

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