ノア&ヴォクシーが来る! エクストレイルが来る!! フェアレディZが来る!!! 2022年上半期登場の新型車たち

■3月

●マツダ MX-30 PHEV&ハイブリッド……マツダが目指す「カーボンニュートラル」への回答

 MX-30は、日本では2020年10月にマイルドハイブリッドモデルの販売を開始し、2021年1月にBEVを追加。そして2022年3月にPHEVとハイブリッドを追加する。

マイルドハイブリッド、ストロングハイブリッド、PHEV、BEVをラインナップするMX-30
マイルドハイブリッド、ストロングハイブリッド、PHEV、BEVをラインナップするMX-30

 MX-30のPHEVは、シリーズハイブリッドで、発電用エンジンとして300~400ccのマツダの伝家の宝刀、ロータリーエンジンを採用するのが最大のトピックだ。

 スムーズな回転フィールのロータリーだけに静粛性、質感の高さに期待がかかる。

 価格は370万~450万円程度になると予想。

■4月

●日産 エクストレイル……e-POWER搭載のミドルサイズSUV

 エクストレイルの北米向けのローグは2020年10月、中国では2021年4月に新型エクストレイルを発表しているなか、日本では2022年4月にようやく新型エクストレイルが正式発表となる。

 エクステリアデザイン、インテリアデザインは中国で発表されているモデルと同じで、ボディサイズは全長4680(4690)×全幅1840(1820)×全高1700(1740)mm。カッコ内の数字は現行のもので、ほぼ同サイズながら、ワイド&ロー化されているのがわかる。

日産 エクストレイル。ボディサイズは現行と同等ながら、大型化されたVモーショングリルをはじめ迫力満点
日産 エクストレイル。ボディサイズは現行と同等ながら、大型化されたVモーショングリルをはじめ迫力満点

 エクステリアでは大型化されたVモーショングリル、上下ダブルのヘッドランプ、厚みを増したボンネットなどにより精悍なフロントマスクに仕上げられている。注目はパワーユニットで、1.5L、直3のVC(可変圧縮比)ターボを発電用として使うe-POWERを搭載。

 エンジンの最高出力は154ps、モーターは190ps/33.7kgmということで、ひとクラス上の余裕の走りを実現。

 新型エクストレイルに採用されるCMF-Cプラットフォームはひと足先にデビューしたアウトランダーPHEVで評価が高いので期待感大。

 e-POWERの搭載により現行に設定されている1モーター+2クラッチのハイブリッドは消滅となる。

 価格は280万~450万円となると予想している。

●日産&三菱 軽EV……4月にいよいよ登場

 2021年8月に日産と三菱は、共同で開発を進めている軽自動車規格の新型EVを2022年度初頭に発売することを正式に発表。

 同時に、新型軽EVは全長3395×全幅1475×全高1655~1670mmのボディサイズで、20‌kWhの電池容量となることも公表ずみ。

 デザインは東京モーターショー2019で公開した軽EVコンセプトのIMkがベースとなるのは間違いない。

日産が東京モーターショー2019で公開した「IMk」。軽自動車の常識を超えた質感の高さを誇る
日産が東京モーターショー2019で公開した「IMk」。軽自動車の常識を超えた質感の高さを誇る

 デイズ&ルークス/eKシリーズ同様に、日産版と三菱版でそれぞれ独自のデザインが与えられ差別化される。

 最大の注目点は価格で、補助金を加味して200万円前後を狙っていると考えると、車両価格は230万~240万円程度となると予想。

 日産初、三菱にとってはi-MiEV以来となる軽EVに対する期待感は大!

三菱版のデザインにはダイナミックシールドを盛り込み日産版と差別化(画像はベストカー編集部による予想CG)
三菱版のデザインにはダイナミックシールドを盛り込み日産版と差別化(画像はベストカー編集部による予想CG)

●ホンダ コンパクトSUV……シャトルの後継か!? 1Lの直3、VTECターボを搭載!

 ホンダが新たに市場投入する新型コンパクトSUVは、フィットのプラットフォームを使い、ホイールベースを50mm程度延長し、全長4100×全幅1695×全高1600mm程度に仕立てられる。

 ヴェゼルよりも小さい5ナンバーサイズのSUVで、販売絶好調のライズ/ロッキーのライバルとして新規参入する。

ホンダの新型コンパクトSUV。日本での使い勝手を考えるとヴェゼルより小さいSUVの需要は充分見込める(画像はベストカー編集部による予想CG)
ホンダの新型コンパクトSUV。日本での使い勝手を考えるとヴェゼルより小さいSUVの需要は充分見込める(画像はベストカー編集部による予想CG)

 パワーユニットは、1L、直3のVTECターボで、128ps/18.4kgmのスペックとなる。このエンジンは、イギリスのシビックハッチバック、アジアンカーのシティRSに搭載ずみだが、日本の販売モデルでは初搭載となる。

 軽量コンパクトなSUVには充分なスペックだ。

 フィットのプラットフォームを採用することで広い室内を実現できるのは大きなアドバンテージとなるはず。

 このモデルはシャトルの後継という噂もある。真偽はともかく、魅力的なコンパクトSUVの登場は大歓迎だ。

 価格はライズ/ロッキーを大きく意識した190万~220万円と予想。

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